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オナホが日中関係の架け橋に!? トイズハートが見た反日デモの実像

トイズハートブースの前には人だかりが……!

 尖閣諸島国有化を端緒に、この秋、中国で突如勃発した反日デモ。その規模は過去最大級のものとなり、テレビやネットニュースなどでも盛んに報道された。日系スーパーやコンビニエンスストア、工場などが暴徒の標的となり、徹底的な攻撃や強奪を受ける様子を映した映像は日本人にとっても恐怖を感じるものだった。

 この暴動を受け、日系企業は相次いで中国での経済活動を縮小、もしくは停止という措置をとった。また、中国市場におけるリスクを目の当たりにしたことから、これまで続いていた中国進出の波も、退潮の兆しをみせている。だが、そのような緊張状態の最中に、中国・広州で開催された「2012広州性文化節」に出展を行ったのが、オナホールやバイブなどのアダルトグッズを手がける「トイズハート」だ。反日デモの熱気が冷めやらない10月に、どうしてトイズハートは展示会への出展を行ったのだろうか? そして、現地の様子はどのようなものだったのだろうか……?

fdjkshgfhj.jpg会場前、「性文化」の文字が見える。

 広州は上海、北京に続く中国第三の都市。10年ほど前から開催されている「2012広州性文化節」は、中国国内外から数万人単位の来場者と、コンドームやアダルトグッズなどを手がける業者が集う、中国国内最大級のイベントだ。経済発展を続け、まだまだ伸びしろが見込まれる中国市場。トイズハートは広州では2回目、中国市場としては4回目の出展となるが、今回は暴動に巻き込まれるリスクは非常に高かったはずだ。だが、同社常務取締役の石田貴之氏の観測は、あくまでも楽観的なものだった。

「反日デモが激化する直前の9月15日まで、中国・深センに出張で訪れていたんです。夜の街もふらふらしていましたが、日本人と気づかれても何もありませんでした。日本に帰って、みんなから『大丈夫?』と心配されて、デモの大きさを知ったくらいです。実情を知っていたので、広州での展示会もおそらく問題ないだろうと考え出展を決めました」

 展示会の主催者からは、トラブルを避けるために「ブース内で日本語で話すな」「日本とわかるものを掲示するな」との注意がなされた。しかし、パンフレットは出稿してしまっているし、パッケージを見れば日本企業ということは一目瞭然……。「主催者の言うことは気にせず、普通に出展しました。そもそも、この展示会に入場するためには30元(約400円)のチケット代が必要なんです。わざわざお金を払って、暴動に来るような人はいないでしょう。結果、中国のバイヤーとも交渉は進み、ビジネスとしてとても有意義でしたね。日本企業がほとんど出展しておらず、ライバルが少なかったのも好材料でした」

DSCss00435.jpgコンパニオンさん

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