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「儲からなくてもいいんじゃないかっていうくらい──!?」

『アニソンキング』小野澤総合プロデューサー「意地張っちゃってますね。いい意味で」

int_onozawa01.jpg小野澤拓生氏

 2009年に『キングラン アニソン紅白』として始まった大晦日のアニソンイベントが、今年『キングラン Presents アニソンキング』と改題して四度目の12月31日を迎える。

 ささきいさお、田村直美、EARTHSHAKERの西田“MARCY”昌史、桃井はるこが初出場するなど、アニソン歌手にこだわった出演者の人選を先鋭化させながら、内容が徐々に変化してきているようだ。『アニソンキング』の狙いはどこにあるのか、総合プロデューサーを務める小野澤拓生に訊いた。

──まず、なぜアニソンなのかというお話をしたいんですけれども。たとえば『ジョジョの奇妙な冒険』のEDにYESの『Roundabout』が使われ、ロック名盤百選に入るアルバムの代表曲なのに若いリスナーには知られていなかったものが、一気に広まりましたよね。その音楽が作品に合っていれば、アニソンというチャンネルを通して受け入れられやすい側面がある。そうした独特のジャンルとしての強さが、イベントの主催者としてアニソンにこだわる一因にもなっているのでしょうか。

小野澤 アニソンは、基本的には原作者がいて、アニメーションをつくる会社があり、アニメ作品をつくり、そのなかでオープニングやエンディングとして生み出されているものが多いですね。きっとアニメに忠実なんですよね。思ったものをそのまま歌にされても共感できないかもしれないけれども、視聴者はまずアニメ自体に共感しているから、それに沿った歌も好き、ということだと思うんです。だからいつまでも年代問わず、幅広く「この歌、知ってるよ」と話し合う余地がある。比べてはいけないのかもしれないけれど、J-POPは裾野はむちゃくちゃ広い。極端に言えば1億人がJ-POPを聴く対象じゃないですか。アニソンの場合はそこがサブカルチャーと言われがちで、そう形容されると嫌な感じもするけれども、聴いてみたら意外とよかった、というものになっている。アニメーションを観て、アニメーションのOPとEDに触れる層はよほど好きな人たちだから、歌っている人たちもファンをすごく大事にしていると思うんですよね。

──その「大事にしている」アニソンをどう届けるかが、アニソンキングのようなフェスティバル形式のイベントライヴでは問われることになりますね。

小野澤 ぼくらはどこにも(レーベルやメーカーなど権利、流通関係に)属していないので……実行委員長の松原(達也)は「本物を、アニソンにこだわっている人を届けたい」と言っています。海を越えて堂々とやっているのって、アニソンなんですよね。フランスで、ブラジルで火がついて。アメリカでもそうだし、ドイツでもそうだし。でも日本のJ-POPでアニソンのように世界にあまねく伝播している例はあまりないと思うんです。

──堂々と、というところがポイントかもしれませんね。「進出」するのではなく、アニソンの場合は現地に既にファンが居て、呼ばれていくものですから。

小野澤 日本のロックシーンにはかっこいい人も多いけど、輸入しているように見えてしまうんです。コピーしているわけではない、オリジナルなんだけれども、あれに似ているこれに似ていると言われがちで。アニソンの場合はアニメーションという背景があるものだから、評価のされ方が、何かの音楽ジャンルに似ているねというところでは済まされない。日本の電化製品がだめになっても、アニメーションのカルチャーはまだ強いと思うんです。松原は「もう、持ち歌がない人を出すのはやめよう」と言っています。今回は持ち歌があるアニソンの歌手の方に絞り、最年長70歳のささきいさおさんから、最年少は19歳までの幅の広い演者のみなさんにご出演いただいています。その番組構成に期待していただきたいですね。


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