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どれだけ一枚岩になれるかがカギ──JRも注目する秋葉原の観光戦略とは?

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 新たな文化拠点として、町づくりの議論が花咲く秋葉原。去る2月20日、JR秋葉原駅の駅長・佐藤幸成氏を招き、「JR秋葉原駅長の企む秋葉原観光戦略!!」と題したトークライブが開催された。秋葉原を訪れる人の多くが利用するJRの側から見た、秋葉原の観光地化戦略とは?

 このイベントは、NPO法人秋葉原観光推進協会とUDXオープンカレッジが共催する「秋葉原cafe」の一環として行われたもの。UDXオープンカレッジでは、マンガ・アニメ・ゲームに限らず秋葉原に関するさまざまなコンテンツについて、ゲストを招いてディスカッションするイベントを定期的に開催している。

 普段は、ドリンクを飲みながらまったりとしたイベントなのだが、今回はJR秋葉原駅の駅長というまたとないゲストが登壇することもあり、立錐の余地がないほど多くの人が詰めかけた。

 前半、佐藤氏の行った発表は、JRが行ってきたこれまでの観光戦略についての解説。佐藤氏の発表の中で重要だったポイントは2つあった。JR東海が所有する東海道新幹線だと80%あまりがビジネス利用なのに対して、東北新幹線や長野新幹線はビジネスの利用が極めて低い(東北新幹線の場合52%)。そのため、残りの部分を旅行などで利用してもらい席を埋めることが、大きな課題となってきたこと。そうした対策のために生まれた「TYO商品」、すなわち地方から首都圏へのお得な旅行商品は人気が高く、次年度にはいよいよ利用客が100万人超えする勢いであるということだ。

 TYO商品は、ホテルときっぷがセットになった、地方から首都圏へやってくる旅行者にお得な商品。観光向けだけでなく、ビジネスに便利な地域のホテルがセットになったものも発売されている。

「日本橋や浅草エリアへやってくる旅行者をターゲットにした商品はすでにありますが、秋葉原エリアのものはなかった。そこで7月上旬をめどに、新たに立ち上げる予定です」(佐藤氏)

 また、スマホを使った駅から歩くウォークラリー「えきぽ」による秋葉原周辺の街巡りも企画されているという。

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