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『半沢直樹』の独走、『あまちゃん』のスキャンダル、フジの“大コケ”……「夏ドラマ」総まとめ

■『あまちゃん』スキャンダル連発も、ファンの熱冷めず

 2位は、早くも続編が熱望されている『あまちゃん』。最高平均視聴率(24日現在)は、8月24日の23.9%。アキ(能年玲奈)が、母親役の鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)と、映画『潮騒のメモリー』の芝居稽古をする回であった。

 放送前から、「東日本大震災をどう描くのか?」という点が注目されていた同作。視聴者の間では、「夏ばっぱ(宮本信子)が死ぬ」「ユイ(橋本愛)が行方不明になる」などと予想合戦が繰り広げられていたが、脚本の宮藤官九郎がかねてから「悲しい物語にはしない」と言っていたように、震災後は全員が元気に、地元の復興を目指す展開となった。

 クランクアップ後は、バラエティ番組で素の表情を見せる機会も増えた能年。20日に出演した同局の情報番組『あさイチ』では、司会のV6・井ノ原快彦らとのトークで、芸能人らしからぬ挙動不審ぶりを見せた。これを受け、ドラマファンらの間で「ほとんど放送事故だったけど、天然すぎてかわいい!」「こんなにピュアな女優は、ほかにいない」と話題になった。

 また、同ドラマに出演する若手キャストがスキャンダルを連発。アキの親友役の橋本が、俳優の落合モトキや、綾野剛とのデート現場を報じられたほか、アキの母親(小泉今日子)の少女期を演じた有村架純は、ジャニーズのアイドルグループHey!Say!JUMP・岡本圭人とのキス写真が週刊誌に掲載され、ブログで謝罪した。

 さらに6月には「週刊新潮」(新潮社)が、能年の父親が『あまちゃん』撮影中に起こした交通死亡事故を報道。しかし、ネット上には「玲奈ちゃんには関係ないじゃないか」「アキちゃんの足を引っ張るな」などと、新潮への批判的なコメントであふれた。

 能年の次回作はまだ発表されておらず、「『あまちゃん』のイメージを拭えるか?」など、今後の役柄に注目が集まっている。

■通い不倫報道も無傷の沢村一樹

 3位は、最終回で21.7%を記録した『DOCTORS2』。同じく医療ドラマの松嶋菜々子主演『救命病棟24時』と比べられることも多かったが、沢村一樹演じるスゴ腕ドクターや、高嶋政伸演じるライバルの外科医の独特なキャラクターが人気を博し、「『救命病棟24時』よりも面白い」「『救命病棟24時』がつまらないから、こっちを見始めた」という声も。

 思い起こせば初回放送の前日、「週刊文春」(文藝春秋)が沢村の“通い不倫”を報道。妻子がいながら、27歳のOL・A子さん宅に足しげく通う様子がキャッチされ、記者の直撃に「セックスをしたかしてないかは、皆さんの想像にお任せします。いやもう、したでもいいですよ。バックでしました」「はあ~、でも彼女に会えないのがつらいなぁ。奥さんに怒られるよりもそっちのほうがつらいかな」などと開き直ってみせた。

 矢口真里の不倫騒動が、まだ熱を帯びていた時期だったため、視聴率への影響を心配する声も上がっていたが、どうやら影響はなかったようだ。

 7位の『なるようになるさ。』は、橋田壽賀子が『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)以来、約2年ぶりに連ドラの脚本を手掛けたホームコメディー。かつて、『あぶない刑事』(日本テレビ系)で共演した舘ひろしと浅野温子が、3人の息子を育て上げた夫婦役として共演。

 開始当初は、浅野の生活感のなさに違和感を覚える視聴者も多かったようだが、間もなく固定ファンを付け、安定した視聴率を誇った。

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