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100人にしかわからない本千冊18冊目

「11歳衝撃のヌード」だって? 大宅壮一文庫で「児童ポルノ」を漁ってみるの巻

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 ヤツガレ、別の記事で執筆したように、国会図書館に対して閲覧禁止になっている「児童ポルノ」のリストを見せて、ついでに閲覧禁止になっている本を閲覧させてヨ! と要求したら蹴られてしまった次第(記事参照)。これじゃあ、何が「児童ポルノ」なのかまったくワカラナイじゃあないですか。ヤツガレ、しごくまっとうに閲覧禁止にしている本のタイトルすら教えてくれないことの不当性を訴えているのですが、世間様から見れば「そんなにロリコンをこじらせているのか……」と思われているに違いない。

 いやいや、なんの因果か「児童ポルノ」をめぐる問題に足を突っ込んで随分と時間が流れてしまったが、この泥沼からはまだ抜け出せそうにもありませぬ。サテサテ、国会図書館が「児童ポルノ」を閲覧禁止にしているのは、何も国会図書館ばかりが悪いのではありませぬ。なにせ国会図書館も、そんなケシカラヌ人権侵害の疑いのある本を閲覧させておったら、お縄にするぞ! と、お上(いや、法務省だから同列くらい?)から脅されたのだから仕方ない。

 でも、図書館の問題に詳しい人に聞けば「児童ポルノ」に対する図書館の対応は分かれていて、閲覧ができる図書館もあるのではないかという。そもそもサァ、閲覧もできなければ、ワレメがどのような理由でワイセツになり、「児童ポルノ」が法律で禁止すべき問題のあるシロモノになったか過程もわからぬではないか。そのあたりも踏まえて、閲覧禁止にしていない図書館があったら、エライ!

 というわけで、現在さまざまな図書館の蔵書を調査中。その中で忘れてはならないのが、大宅壮一文庫である。ここは「一億総白痴化」とか「岡山は日本のユダヤ」という言葉を残したジャーナリスト・大宅壮一の蔵書をもとに始まった、雑誌専門図書館(なお、「岡山は日本のユダヤ」というのは正確には大宅壮一が言ったんじゃなくて、各県の県民性を調べていた大宅が、岡山県人を自宅に招いたら彼が自分で言いだしたのでビックリしたという)。

 ここの利点は、さまざまな雑誌記事がキーワードで検索できるということ。近年は、かなり古い年代まですべてパソコンで検索できるようになったので便利なこと、この上ない。

 京王線八幡山駅を降りて、左手に名所・都立松沢病院を眺めながらの徒歩5分。入館料を払って検索席についた筆者は、早速「少女ヌード」でキーワード検索を!

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