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『マーシーの薬物リハビリ日記』発売記念

ロングインタビュー「“薬物依存症の田代まさし”を、やっと受け入れることができた」

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――それはおそらく「志村うしろ!!」と同じ感覚で言ってるんですよね。

田代 そうなんですよ。バンドやってた期間よりもバラエティやってる期間が長くなってくると、あぁこれも全部含めて「俺」なんだなって思えるようになってきた。だってね、刑務所に居ても、みんな志村さんのこと聞いてくる。「志村けんと優香は付き合ってるの?」とか。

――鈴木雅之さんの話は聞かれました?

田代 ありましたよ。「悪かった時代に、いつも聴いてました!」って、お前、今も悪いじゃねえかよって(笑)。でも「僕の青春でした」とか言われると、胸が苦しくなったなぁ。

――おつとめ中は、どんなことを考えていましたか?

田代 服役中はさぞかし反省して罪を償っていると思うでしょ? 全然! 「出たらまた一緒にやろうよ」みたいなやつばっかりだから。だって、そういう場所なんですよ。コネクションをつくる場所。クスリを止めたい、薬物依存から回復したいと思っている人はあまりいない。まだ“気がついていない”人ばっかりだから。

――おつとめは逆効果じゃないですか。

田代 かえって「同じ釜の飯を食った」みたいな仲間意識は強くなるから厄介。塀の中でも助け合ったんだから、出てからも助け合おうと。薬物から立ち直るという点では、あそこはまったく意味のない場所です。ただ自由を奪われてそこに閉じ込められてるだけ。クスリ使ってすごい気持ちよかった夢とかすごく見るしね。

――あまり意味ないんですね。

田代 俺がこんなこと言うのも変だけど、薬物で捕まって刑務所に入れるんだったら、こういう(ダルクのような)施設に入れたほうが、よっぽど回復する率が高いんじゃないかと思う。だって刑務所って、食費だの光熱費だの刑務官の人件費だの考えたら受刑者1人あたり月に35万以上かかっているらしいよ。

――そんなに!

田代 でもダルクだったら入所して16万くらいで済むわけだから。そっちのほうがお金もかからないし回復も早い。

――今回本を出版することについて「田代復帰=芸能界は薬物に甘い」という論調で批判する人も多くいますが、そのことについてはどう思われますか?

田代 甘くないでしょう。だって一般の人が捕まったってニュースにもならないし、刑務所から出ても誰にも気がつかれませんけど、芸能人はものすごいバッシングを受けますよ。のりピーが捕まったときに「スゲェな、あんなに記者が来るんだな」って妹に言ったら「お兄ちゃんのときはヘリコプター飛んだんだよ」って言われたし。出所して家を借りようと思っても「あ……田代さんですよね、私はいいんだけど、うちの主人がちょっと……」って、大家さんに言われちゃう。自分だけだったらいいけど、カミさんのお母さんから「あなたのおかげで洗濯物を外に干せなくなりました」って手紙来たこともある。それくらい影響力あるし、身内にも迷惑かけるんです。

――うかつに外も歩けませんしね。

田代 ダルク通うのに電車に乗ってたら、一般人に盗撮されて写真誌に持ち込まれてたんだよね。俺は盗撮で捕まったのにお前らはアリか! って思ったよ!

――本当ですね、匿名をいいことに。

田代 盗撮ついでに言うと、アダルトビデオの盗撮コーナーに俺の似顔絵使って「マーシーおすすめ!」とか書いてあるらしいんだけど、俺すすめてねぇよ!! 俺のレーベルとかもあるらしいじゃん。

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