日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > 生きたまま人間に食べられたくて

【超・閲覧注意】人肉30キロを食べた「ドイツの肉屋の食人主人」 ー 最凶で奇怪なカニバリズム事件

ThinkstockPhotos-493218393.jpg画像は、イメージ

■ペニス切断→食事の儀式

 最初、アルミンはキッチンナイフでペニスを切断しようとしたが上手く切れず、もっと鋭い大きめのナイフで切断。2人は生のままペニスを食そうとしたが、ゴムのような食感で噛み切ることができなかったため、アルミンが塩、こしょうをふりかけ、にんにくでじゅっと焼いて食べた。念願の人肉を口にできたアルミンだが、思っていたほどおいしくなかったと回想している。

 その後、ベルントはアルミンに「熱い風呂に入りたい」「そうすれば早く失血死できるし。今、とても凄く寒く感じるんだ」と頼んだとのこと。アルミンはベルントが死ぬ瞬間を目撃することには興味はなく、バスルームの隣の部屋で『スタートレック』の小説を読みながら、ベルントが死ぬのを待った。

 しかし、ベルントはそう簡単には死ねず、お湯もさめてしまったため2時間後に風呂から出てきて、床に倒れ込んだ。アルミンはベルントをベッドまで運び、どうしたいかと聞いた。ベルントは、「救急車は絶対に呼ばないでくれ。朝になっても生きていたら、一緒に残りの生殖器を食べよう」と告げた。しかし、早朝5時頃、ベルントは絶命したとのこと。アルミンは子どもの頃毎日のように見た肉屋の牛や豚などの解体作業と同じように遺体を解体。肉を骨から削ぎ落とし、美味しく食べようと胸を高ぶらせた。

■人間のお味は?

 アルミンいわく、人肉はそのままだとゴムのようも固かったため、ミンチにしミートボールにしたとのこと。肉は大量の袋に小分けし冷蔵庫の中で保管した。すべての作業はビデオで撮影し、繰り返し、繰り返し再生しマスタベーションをして楽しんだ。ベルントの遺体を最初に食したのは12日。フィレ・ステーキにし、ベルントの希望通りディナーとして食べた。そして、その後、ゆっくりと時間をかけて様々な部位の人肉を堪能したのだった。

 ベルントの交際相手は出張からなかなか戻ってこない彼を心配した。しかし、アルミンにつながるものはベルント自身が何ひとつ残していなかったため、失踪事件として処理されてしまった。

 ファンタジーをリアリティに変えたアルミンは、これまでにないほどの自信に満ちあふれていた。自分こそが真のカニバリズムだと酔いしれた。そして次なる「食されたい」人物を探そうと、再びネットのフォーラムなどに募集投稿をするようになった。

■人肉30キロ分を食べた

 2002年7月8日、ネットサーフィンしていた23歳の医学生がアルミンの募集投稿を偶然読み、驚愕する。本当なのか「候補者」を装いアルミンに連絡を入れた学生は、入手した情報を警察に渡し、殺人事件として捜査するよう提言した。

 11月28日、学生のたれ込みを得て調査を続けてきた警察が、アルミン邸の家宅捜索に踏み切った。目立った証拠はなかったが、冷凍庫に保管されている肉を押収。検査することにした。検査には時間がかかるためアルミンは拘束されずに帰宅が許されたが、弁護士に相談し、全てを話そうと決意。「ベルントが望んだから殺し、食べた」「ペニスを切断するとかには興味がなかったけど、彼が強く望んだからつきあった」と自供した。

 12月10日、警察本部に移送されたアルミンは全てを話し、翌日ビデオなどの証拠品も提出した。頭蓋骨や手や足の骨、35袋に別けられた肉片などが押収された。検死官は、アルミンの供述通り、ベルントの肉は、30キロほどを食したと結論づけた。なお、検死官によると、ペニスが切断されたときのベルントの血中アルコールレベルは0.8~1.4mgほど、睡眠薬もそれほど摂取していなかったため、失神するに等しい激痛だったろうと見ている。ビデオにも切断されている2分間、ベルンドがうなりながら絶叫し、悶え苦しむ姿が記録されていたという。

 2003年12月3日、カッセル地方裁判所でアルミンの裁判が開始された。スポットライトを浴びたアルミンは生き生きとしており、「殺人などしていない」と主張。死ぬ手伝いをしただけだ、自殺幇助
だと強調し世間を困惑させた。食肉に関しても、被害者であるベルント自身が参加していることから、世間はさらに混乱。世の中には気味悪い人たちが存在するのだと、多くの人がショックを受けた。

 2004年1月13日、アルミンは故殺罪で有罪判決を受け、禁錮8年半に処された。しかし、世間はこれに納得しなかった。誰もが殺人罪で処されるべきだと声を上げた。アルミン自身もこの判決に納得していなかった。全てでは合意の上でのこと、彼は何ひとつ悪いことなどしていないと思っていたからだ。2005年4月22日、判決を不服とするアルミンと検察が上告し、再び裁判が行われることになった。

12345
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真