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キム・ヨナが「聞くだけで涙が出る」韓国国歌の生みの親は、“親日コンビ”だった!?

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 2015年は韓国にとって、独立70周年、日韓国交正常化50周年など、いろいろと記念すべき年なのだが、中でも今注目されているのは、韓国の国歌である「愛国歌」の誕生80周年、愛国歌を作曲した安益泰(アン・イクテ)の逝去50周年だ。

 キム・ヨナほか、壇上に立つ韓国の金メダリストが「聞くだけで涙が出る」という「愛国歌」だが、実はこの歌が“親日派”によって作られたものだという証拠が出そろっていることをご存じだろうか?

 作曲家・安益泰の“親日行跡”として最も有名なのは、1942年にドイツのベルリンで開催された「満洲国建国10周年記念音楽会」において、自らの指揮の下、自作の「満洲国祝典音楽」を演奏したこと。公開された当時の映像によると、コンサートホールの中央には大型の「日の丸」が掲げてあり、歌詞の内容は日本と満洲国の栄光をたたえ、ナチス・ドイツの健勝を祈るものだったという。その歌詞を手がけたのは、安の後援者として知られる在ドイツ日本国大使・江原綱一。指揮者としてヨーロッパ各国を回っていた安だが、戦後、「満洲国祝典音楽」を演奏できなくなると、すでに作曲していた「韓国幻想曲」に「満洲国祝典音楽」を挿入する方法を使った。2つの曲のメロディーが似ているのも無理はない、というのが専門家の意見である。

 また、安が「君が代」を演奏したとの記録が最近になって公開され、話題を呼んでいる。52年、江原が音楽雑誌「レコード芸術」(音楽之友社)に寄稿した「安益泰君の片貌」によると、42年(正確には41年)秋、明治節の朝、日本公使館の儀式に参加した安が、「君が代」斉唱の時、白いネクタイをつけてピアノを演奏していたのだ。「君が代」は、旭日旗と共に韓国人が最も敏感に反応するもの。このニュースは、韓国人に新たな衝撃を与えている。

 一方、「愛国歌」の作詞家についても、昔から論争が絶えない。公式には“作詞家未詳”となっているが、有力とされるのが、親日派で有名な尹致昊(ユン・チホ)である。彼は植民地統治時代に日本に渡り、井上馨の斡旋で学問を学び、1882年には東京大学の英語講師に英語を習った経歴を持つ。尹は「私が愛国歌を作詞した」と語り、自筆の歌詞原稿も残していることから、彼が作詞家であることはほぼ間違いがないだろう。しかし55年、韓国国史編纂委員会は「愛国歌」の作詞家を尹と結論付けようと表決を行ったが、満場一致にならず、現在までずるずると結論を引き延ばしているのだ。尹が親日活動を行ってきた影響があったと考えられている。

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