日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 瓜田純士「清原問題とシャブ前科」

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士がスポーツマン化して清原に喝!? 自身のシャブ前科も激白し……

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――運動して1日1200キロカロリーというのは、いくらなんでもキツくないですか?

瓜田 僕はやると決めたらやるんで大丈夫ですが、嫁は早くもルール違反を犯してますね。節分の前日、運動に出かけたら、スーパーで恵方巻きを売ってたんです。「なぁ純士、明日は恵方巻きを食べなアカンな」と言い出したから、「東京じゃ恵方巻きの習慣はそれほど重要じゃない」とスルーしたら、「ゴチャゴチャ言わんと食べたらええねん!」とブチギレながら購入し、「これは縁起物やから」と言い訳しながら、控えるはずの炭水化物を間食でバクバク摂取してるんですよ。

――節分は年に一度ですから、大目に見てあげてもよいのでは?

瓜田 いや、それだけじゃないんです。眠りに落ちたはずの深夜帯にも、ガサゴソ物音がするので薄目を開けると、彼女がお菓子を盗み食いしてることがある。見つかったときの予防線なのか、「こんなことしたら純士は怒るかな?」とか小声で独り言を言いながら食べてるのが涙ぐましくて、僕は気づかないフリをしてあげてますけどね。で、そんなある晩、嫁に叩き起こされて、清原の逮捕を知ったんですよ。テレビのニュースを見た僕が「マジかよ!」と驚いてる隙に、嫁は「誘惑って怖いなぁ」とかなんとか言いながら翌日のおでんをつまみ食いしてました(笑)。

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――清原逮捕の第一報を聞いたときの感想は?

瓜田 「格好悪いし、もったいない」と思いましたね。まず、スポーツマンのくせに自分に甘えてたのが格好悪い。これは“俺論”ですけど、大人になってから覚えたものって、やめようと思えばやめられるんですよ。酒もタバコもシャブもそう。彼は、やめられるのにやめなかった。つまり、やめる気がなかったんでしょうね。せっかく悪いイメージを払拭しつつあったのに、もったいないですよ。これも“俺論”ですが、殺人やレイプ以外は、一回目は仕方がないと思うんです。数年前に疑惑報道が出た段階で、キッパリやめるべきでしたね。

――昔の話で恐縮ですが、瓜田さんも覚せい剤で捕まった過去がありますよね。

瓜田 23歳のときに、覚せい剤取締法違反(所持・使用)で逮捕されました。ナチュラルパワーにこだわるナルシシストの僕は、ずっとおクスリに対するアレルギーがあったから、デビューが遅かったんですよ。17歳で稼業入りしましたが、それから何年も、自分で使用することはなかったんです。「売る」のが仕事だったから、本当は商品の真贋を見極めるために自分でも吸えなきゃいけなかったんですけど、やらなかった。ところが23歳のときにチャカ(拳銃)の所持で内偵が入って逮捕状が出て、いろんなところから狙われてグリグリに追い込まれてるときに、上層部から強烈なヤキを入れられまして。骨が折れて、やつれて、痛くて苦しくてどうしようもなかったときに、一緒にバウンサー(用心棒)をやってた外人の仲間が痛み止めにシャブを持ってきて、初めてそれを使ったんです。で、運悪くその直後にチャカで逮捕されて、体に残ってたもんが出ちゃった。

――つまり常用者ではなかった、と。

瓜田 はい。だから覚せい剤の中毒症状についてはよくわからない。ただし、効いてるに等しいぐらい覚醒してる期間はありました。ヤクザはナメられちゃいけないっていう思いが、顔つきや言動に出過ぎちゃって、「瓜田はポン中だ」って噂が街や2ちゃんねるに広まったことがある。19から23歳までの頃は、毎日殺されるかもしれない、パクられるかもしれないっていう緊張の中、一発当ててやるって感じでオラついて活動してましたから、アドレナリンやらドーパミンやらが出まくりでほとんど寝れなかったんですよ。182センチあるのに当時は体重が50キロしかなくて、目つきもギラギラしてたから、よくポン中と勘違いされました。ナチュラルなのに。

――周囲に常用者はいましたか?

瓜田 まわりは基本、ポン中だらけでした。彼らを見ててだいたいわかったんですが、シャブは人間を興奮させるんじゃなくて、何日も起こしとくだけのもんですよ。人間、仕事でもなんでも集中してエンジンが入ってるときって、人からストップと言われても聞かないで続けるじゃないですか。その作用がシラフの人に投与したときに長く続くため、戦時中に軍人の間で広まったりした。ポン中の行動は、寝てない人間の行動なんですよ。清原にしてもASKAにしてもそう。「誰かの声が聞こえる」「あいつ、俺のことを笑ったな」っていうけど、そりゃ3~4日も寝てなければ誰だってそうなりますよ。イライラするし神経質になるし警戒心も強くなるし、幻聴だって聞こえるかもしれない。寝てない状態に追い込まれてるだけなんです。ぐっすり寝たらそんなことにはなりません。

――やめようと思ったら本当にやめられるんですかね?

瓜田 ヤクザ社会で見聞きした例を挙げると、それまでずっとシャブをやってたヤクザも、いざ自分が当代を取れるとなった瞬間に、スッとやめるらしいです。シャブをやってるような親分には、若い衆はついて来ませんからね。あと、ポン中のヤクザが寄せ場(刑務所)に入ることも多くありますが、懲役中は当然、シャブは使えない。でも何年かの懲役を終えた彼らが、シャブ切れのせいでおかしくなってシャバに戻ってくることって、ありますか? ないでしょう。タバコもそうです。なければないで大丈夫だし、健全に過ごせるんです。出てきてまたやっちゃう人はいますけどね。

――なぜ、またやっちゃうのでしょう? 

瓜田 さっきも言ったとおり、清原もそいつらも「やめられないんじゃなく、やめる気がない」んですよ。僕のまわりにはポン中が大勢いましたが、彼らの口癖は「いつでも俺はやめられる」「今すぐにだってやめられる」でした。ウソつけ、やめる気がないだけだろ、と思って僕は聞いてましたよ。周囲を見てて、シャブをやめて出世するヤクザと、シャブ漬けになってくすぶるヤクザの違いはよくわかりました。やめる気があるヤクザは、まずシノギを変えるんですよ。

――シノギを変えるとは?

瓜田 要するに、ダイエット中の僕が、午後6時以降は食べ物を見ないようにするのと一緒です。見えるところにブツがあると、誘惑に負ける。だからシノギをまず変えるんです。クスリを売ってた人たちが、それをやめて金貸しになったりするんです。

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