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次世代の天才憑依型芸人 ロバート秋山「僕が一番クリエイターなのかもしれない……」

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――やっぱり「憑依」してるんですね。

秋山 わりと俺自身は冷静なんですよ。「何ペラペラと言ってんだ、俺」「待てよ、覚えておかなきゃだな、この流れを」とか、しゃべりながら考えてる。もともと「素」を見せるのが苦手なんです。すぐ扮しちゃう。だから、ドッキリとかリアクションは、まぁ面白くない(笑)。それは、馬場や山本がやったほうが面白い。それぞれフィールドが違うんですよ。

――自分をも欺くのが、一流の詐欺師であると(笑)。

秋山 以前、深夜番組でマルチ商法のネタをやったことがあるんですけど、その時にね、喫茶店で本業の方からスカウトされたことがあるんですよ。スーツ着た2人組の方に「……秋山さんですよね?」って。

――怖っ!

秋山 名刺出されて「見てます。うまいですよね。僕もそういうビジネスやってるんですけど、もしよかったら、やってみませんか?」って。いやいやいや。

――でもそれ、最高評価ってことですよね。

秋山 最高評価ですけど、そりゃそうですよ。よく行く喫茶店でネタ作ってたら、まさにそういう勧誘されている方が隣にいて、盗み聞きしてただけなんだから。完コピ(笑)。

――秋山さんは、もともとお笑い芸人という職業に憧れていたのですか?

秋山 ウケを取るのは好きでした。学校の集会とかキャンプファイアの出し物とか体育祭とか、そういう行事で積極的に何かやってましたね。ただフザケたい。そして、卒業文集の「ひょうきんランキング」に入りたい。まぁ、2位どまりだったんですけど(笑)。でも、まさか職業にするとは思っていなかったですよ。上京してアルバイトしている時に、たまたまお笑い雑誌を手に取って、「おお」と。

――上京してからだったんですか。

秋山 ご存じかもしれませんが、うちはオヤジが変わってて「就職するな」「とにかくアメリカに行け」って、それしか言わない。「学資保険貯めたけど、大学に行くならあげない」とか、「何言ってんだ?」っていう感じでしたもん。大人になればなるほど思いますよ。子どもに「勉強すんな」って親が言うの、相当だよなと。

――(笑)。その、お笑い雑誌を手に取って、決意はすぐに固まりましたか?

秋山 単純に「やってみたい」と思いました。まだ10代でしたし、やってみてイヤだったら逃げればいいしって。イヤなヤツからは結構逃げてきました。バイトでも「うわ、マジめんどくさい」と思ったら、すぐ逃げ出してきました。

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