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世界に広がる『ポケモンGO』社会現象! イスラム圏では全面禁止か!? シンガポール“厳重警戒”!?

■シンガポールはサービス開始後も“厳重警戒”

 今回新たにサービス提供地域に加わったシンガポールだが、今回の『ポケモンGO』導入にはかなり慎重だったようだ。交通事故や不法侵入などの治安面での懸念というよりも、“個人情報流出”のリスクを懸念していた様子。この政府当局の懸念はサービス開始前から国民にも漏れ伝えられ、ひょっとするとシンガポール当局は『ポケモンGO』を禁止するつもりだというウワサも流れはじめたという。

「『ポケモンGO』がシンガポール社会に導入された際の影響について、我々はとても注意深く分析してきました。(サービス開始後も)どのようにプレイされているのか、社会にどのような影響を与えるのか我々は状況をつぶさに観察していきます」と語るのは通信情報大臣のヤーコブ・イブラヒム氏である。もし懸念事項が見つかれば「このゲームアプリが本当に我が国に必要なものなのかどうかについて、ベストな判断をしなければならない」と加えている。とすれば、サービス開始後であっても突然、『ポケモンGO』禁止という事態にならないとも限らないようだ。

 一方、もともと“ポケモン”人気の高い台湾でも待望の『ポケモンGO』が配信されたが、今のところは英語版のみのサービスだという。それでもかなりのフィーバーぶりで、当日から翌日にかけて350人が車両運転中に『ポケモンGO』をプレイしていたとして検挙され、罰金刑を科されている。そのほとんどがスクーター運転中の検挙であるということだ。

 また歩行者の“歩き『ポケモンGO』”も処罰の対象になっているようで、台北メトロ(MRT)は駅構内で駅係員がスマホの利用を制止する場合があるとし、従わなかった場合は迷惑行為として1,500~7,500台湾元(約5,000~2万4,000円)の罰金が科されると警告している。また、人気の観光スポットである台北の故宮博物院は、施設内での『ポケモンGO』のプレイを公式に禁止している。

 今回のサービス地域拡大でますますワールドワイドになった『ポケモンGO』だが、各国の社会現象ぶりにも拍車がかかっているようである。本家の日本人が意外に思うくらいに、すでに世界中で親しまれているポケモンキャラだが、ここにきてその人気がグローバルに再燃しているのは間違いないようだ。この『ポケモンGO』をきっかけに、歩きスマホ、ながらスマホへの意識向上が図られることにも期待したい。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Gamespot
http://www.gamespot.com/articles/pokemon-go-launches-in-15-new-countries/1100-6442416/
・ZD Net
http://www.zdnet.com/article/pokemon-go-lands-in-singapore-with-police-warning/
・Straits Times
http://www.straitstimes.com/asia/east-asia/hundreds-of-taiwan-drivers-fined-after-pokemon-go-launch

最終更新:2016/08/14 07:15
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