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高知東生被告初公判に、暴力団関係者と謎のベトナム人集団「入手ルート証言確認のため?」

 もうひとつ気になったのは、傍聴希望者に東南アジア系の人々が複数の集団で抽選に来ていたことだ。一部の集団は大きな声で母国語の会話をしていて、整理員に注意されていたほど目立っていたのだが、全員が落選して帰ろうとしていた4人組に「どこから来たのですか?」と話しかけると、流ちょうな日本語で「ベトナムです」と答えた。

 しかし、「なぜこの裁判を?」と質問すると、黙って地下鉄駅の出入口にめがけて走り去っていった。なんとも怪しい連中だ。

 以前、マスコミに依頼されて抽選に参加する、通称「並び屋」のアルバイトが有名だった。これは、当選しても自身は傍聴せず、その権利をマスコミに譲るというもの。ただ、最近は権利を譲渡できないよう傍聴券がリストバンド型の腕輪になったりしたため、並び屋は激減。ベトナム人らも、誰かに頼まれて並んでいた可能性はある。

 というのも、今回の裁判は、同じく覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手の清原和博や歌手のASKAの裁判のときに使われたリストバンド方式ではなく、譲渡可能な番号札だったからだ。

「その線で考えれば、暴力団に依頼されたということも、あり得なくはない話。東南アジア系の飲食店で、背後の経営者が暴力団だというケースもありますし、安くこき使っている従業員らを傍聴に行かせたということも考えられますね。外国人を使い走りにすると、いざヤクザとの関係が警察にバレても、急に日本語が話せないふりをさせて、その場をしのげるんです。高知被告の場合、500万円もの保釈金を誰が肩代わりしたか、ヤクザが気にしている可能性もあります。金のある後援者がいた場合、そこから取り立てをすることだってあります。特に高知被告のような30年も薬物と縁があった人物は、ヤクザがそう簡単に手放さないはず」(前出ライター)

 薬物入手については、同じく逮捕された愛人の五十川被告がネットで買っていたということが伝えられているが「ネットなんて販売者が摘発されたら、すぐに足がつくリスクの高いもの。長年の愛用者が買う手法とは思えません。暴力団が怖くて、入手ルートをごまかしているようにも聞こえます」とライター。

 怪しい暴力団関係者や外国人の傍聴について、東京地裁の総務広報に聞いてみたところ「どなたが抽選に来られたか、こちらでは掌握していませんが、傍聴に国籍などの制限はございません」と、抽選者の身元にまでは関知しないようだった。ちなみに、週刊誌の編集者によると「並び屋のギャラは暴落中で、その意味でもやる人も少なくなっている」というが、逆にトンデモない連中が紛れている可能性もあるわけだ。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/09/12 11:02
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