日刊サイゾー トップ > その他  > 『君の名は。』批判の江川達也は何プロ?

『君の名は。』批判で「この人、なんのプロだろう…」と言われてしまった江川達也は“なんのプロ”か、調べてみた

1610_egawa.jpg「サンデーうぇぶり」公式サイトより。

 6日、『バイキング』(フジテレビ系)に出演した江川達也が大ヒット中の『君の名は。』について、「プロから見ると全然面白くない」と発言。さらに「これは売れるなと思いましたけど、プロから見ると全然面白くないんですよ。作家性が薄くて、売れる要素ばっかりぶちこんでるちょっと軽い作品」と、興行収入約130億円を突破、日本アニメ映画、いや邦画史上に名を残すヒット作を批評した。

 もちろんこの発言は、「じゃあお前も130億円稼げる作品作ってみろ」「逆張りおじさん、また始まったか」と多くのアニメ・マンガファンの反発を買ったが、さらに、3DCG映画の公開を間近に控える『GANTZ』(集英社)の原作者・奥浩哉がTwitter(@hiroya_oku)にて「この人、なんのプロなんだろう…」と言及。奥は「プロ漫画家代表みたいなの やめて欲しいですね。」と続け、「これは正論」「こういうときの奥、ほんと好き」と、普段は奥に対して辛らつなことも多いネット上からも絶賛されている。

『BE FREE!』(講談社)、『まじかる☆タルるートくん』(集英社)、『東京大学物語』(小学館)といったヒット作を手掛けてきた江川達也。さすがに「この人、なんのプロなんだろう…」は酷いと思ったので、最近の江川のマンガ仕事を軽く調べてみた。

 一般誌・Webでエッセイなどをよく手掛けている江川だが、「サンデーうぇぶり」(小学館)で連載されている「江川達也先生、渾身の人生最後の漫画!ちょっとHなラブコメディー!!」と気合の入ったキャッチコピーが踊る『忘却の涯て 16歳の自分への手紙』を現在連載中だ。マンガ家を目指す「江川青年」が主人公と、自叙伝っぽい作品なのだが、ネット上のマンガファンからの評判はいまいち芳しくない。

 大量の女の子が登場、願望と妄想とネガティブな自虐と、『タルるートくん』などが登場するというセルフパロディが入り混じった展開は、「これはいつもの江川節」「疾走感があって好き」と、それなりに評価もされている。だが、アシスタントが1人もいないという制作状況のためか、「塗りが荒いし、色使いもひどい」「初めてCGでカラーやってみましたって感じ」「アシスタントたちが有能だったんだな」と、作画への評価は散々。

「昔からこんなもんだろ」「芸風は変わらない」といった声もあるが、「すげえ、漫画って描けなくなるんだな…」「タルるートや東京大学物語をリアルタイムで読んでた世代にとって悲しいくらい酷いわ」「絵が良くてストーリーgdgdだったけど絵がダメでストーリーgdgdに進化したな」といった往年のファンと思しき声を見ると、悲しい気持ちになってしまうほどだ。

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