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【激動のAV業界】ターニングポイントは2008年? 「恵比寿マスカッツ」と「MUTEKI」誕生が意味するもの

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■生中出しがウリのメーカーが、疑似本番で撮影

 今年3月3日、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)が、AV出演強要の被害を記載した調査報告書を発表して以降、AV業界に激震が走っている。

 6月11日、経営していた芸能事務所に所属していた女性を無理やりAVに出演させたとして、大手AVプロダクションの元社長をはじめとする同社の男3人が労働者派遣法違反で逮捕された。また、7月8日には、神奈川県内にあるキャンプ場でAV撮影を行ったとして、制作会社の社長や、出演した女優9人、男性24人など計52人が公然わいせつなどの疑いで書類送検された。

 次はいったい何が来るのか、AV関係者は戦々恐々としており、現場はこれまでになく萎縮している。大手AVメーカーのプロデューサーが内情を語る。

「今は生中出しがウリのメーカーが疑似本番で撮ったり、“本番”を隠すため、一部のメーカーがモザイクを気持ち大きくするといったような対応を取っています」

 AVでは当たり前だった「本番行為」。しかし、労働者派遣法では、「本番」を含む性行為が有害業務と見なされる可能性が高い。お上のさじ加減でいかようにもなることを、業界関係者はキャンプ場の一件で痛感した。

「キャンプ場の摘発もあって、現在、野外撮影はまず行われません。ハウススタジオだというのに、窓から外が見えるということで、急きょカーテンで覆ったり、やりすぎなんじゃないかってぐらい敏感になっていますね。あと、これまで制作された野外撮影モノの作品が、お蔵入りにもなりました。人気AV女優が100人の男と追いかけっこして、その女優をつかまえたらセックスできるっていう、あの話題作とか……」(同)

 そして業界関係者が何よりも恐れているのが、「出演強要被害」で女優に訴えられることだ。

「今は、撮影の合間のセッティング中とか、オフショットを回しています。仮に無理やりやらされたなんてことになったら、あとで警察にそれを見せて『無理やりに見えますか?』って反論するためです」(同)

 現場では和気あいあいとしていても、後日、女優が事務所とモメたりして、作品が問題視されることもあると、プロデューサーは語る。地雷を踏まぬよう、恐る恐る撮影する業界人の様子が垣間見える。


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