パリピの巣窟「渋谷ハロウィン」にオタクが楽しめる要素はあるのか? 意を決して調査してみた
スクランブル交差点では警察が「信号が変わります!」「止まらず進んでください!」と人波を誘導していたが、その先の渋谷TSUTAYA前やハチ公前広場はまともに歩ける状態ではない。しかし、その中では美女仮装集団に多数のカメラが向けられるという、コミケでもたびたび見られる現象が発生していたり、若者が集まって写真撮影をするといった光景が見られた。
人混みに疲れ、渋谷マークシティと渋谷駅をつなぐ連絡通路に避難し、上からスクランブル交差点を見下ろす。よく見ると、帰宅中のサラリーマンがハロウィン勢に巻き込まれていた。そんな風景を見ながら、渋谷といえば発売されたばかりの『ペルソナ5』の聖地だったな……今日は“改心”されないとダメな人が多そうだな……とぼんやり考えていた。ちなみにこの日、『ペルソナ5』のコスプレはいなかった。
1日のみの取材なので、なんとも言えないが、ちゃんとしたコスプレを見たいならば、渋谷ハロウィンは不向きであるようにも感じた。本稿ではあまり言及はしないが、正式なコスプレイベント以外の場でのコスプレは、マナー違反とされているのも関係していると思われる。その一方で池袋ではドワンゴとアニメイトが参画する「池袋ハロウィンコスプレフェス」が開催されているので、コスプレ目当ての人は池袋に向かったほうが良さそうだ。
ここまでの流れでなんとなく察しがついていると思うが、“渋谷ハロウィンはオタク向けではない”ということを今回再認させられた。ただ、お祭りのような雰囲気は少し愉快でもあった。筆者は取材後、人酔いで一晩中吐き気を催すことになったが……。
(文/編集部)
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