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辞任表明も、実際には辞めさせられない!? 厚顔無恥な朴槿恵大統領に「どこまでも汚い!」の声

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 韓国の朴槿恵大統領が3回目となる国民に向けた談話を発表し、事実上の辞任を表明した。朴大統領が辞任や退陣について言及したのは初めてとなるものの、果たして本当に辞任するのかと疑いの目が向けられている。というのも、今回発表した談話は、具体性がまったく乏しいのだ。

 朴大統領は「大統領職の任期短縮を含めた進退問題を、国会の決定に任せる」とし、「与野党が論議して国政の混乱と空白を最小化し、安定的に政権を移譲する法案を作ってくれれば、その日程と法手続きに従って、大統領職から退く」と話した。つまりは、事態の収拾を国会に“丸投げ”し、あくまで法律に則って、ということになる。

 しかし、これは非常に難しい。まず弾劾案は、在籍議員の3分の2以上の賛成で可決される。現在の韓国国会の全議席は300で、200議席が必要となる。野党や無所属議員は計172人で、与党セヌリ党議員から少なくとも28人の賛成を得る必要がある。

 さらに、弾劾案が通ったとしても、憲法裁判所の判断が必要になる。裁判官9人中6人以上の賛成があって初めて、大統領を弾劾できるというわけだ。しかし、現在の憲法裁判所の裁判官たちは親朴の傾向が強いとのこと。朴大統領が言う通り、法手続きに従うと、弾劾への道のりは険しいといわざるを得ない。

 これには、国民も怒りをあらわにしている。「顔も見たくない。モザイクをかけてくれないか」「国民を思う気持ちが少しでもあるのなら、今すぐ辞めろ」「朴槿恵を逮捕しろ」「こんな場面になっても汚い手を使うこいつは、本当に悪い人間だ」「結局すべてを他人のせいにしている。そこが問題と気づいていない」などと辛らつなコメントが並ぶ。辞任について言及したからといって、喜んでいる声はほとんどないのだ。それほど、朴大統領の言葉は信用できないということであろう。

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