『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
「桃太郎殺す!」鬼が仲間を集め、桃太郎退治に!? めくるめく“くだらない古書の世界”へようこそ『怪書探訪』
2016/12/09 22:30
本
はたして、苦桃太郎は桃太郎と刃を交えることもなく死んでしまう。空を飛べる毒龍にまたがり、すぐにでも対決に向かえるところだったが、この毒龍がとんでもなく頭が悪かった。日本の上空を通り過ぎるのを何度も繰り返したのち、なぜか宇宙間から全員落下して死んでしまった。まさに、鬼たちには“苦い”経験となっただろう。
冒険小説の名著『ハックルベリー・フィンの冒険』の続編についても。ハックの冒険の最後を飾るのが『細菌ハックの冒険』という作品。なんと、この作品でハックは、人からコレラ菌へと姿を変えて、細菌の世界を大冒険。同作品によれば、細菌の中にも民族が分かれ、慣習や文化の違いなどの独自の社会が形成されているとか。
ほか、普段お目にかかれない珍妙な作品を網羅。本書を片手に、めくるめく“くだらない古書の世界”を冒険してみてはいかがだろうか?
最終更新:2016/12/09 22:30