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週刊誌スクープ大賞

“文春砲”連発でも……ついに崩れた出版界の常識「雑高書低」 新年号も週刊誌に元気ナシ!?

 ポストに「現役政治家[&OB]74人が選んだ『歴代最高の宰相』は誰か」という特集がある。順位は予想されたとおり1位が吉田茂、2位が中曽根康弘、3位が田中角栄である。

 現役政治家が選んだからだろう4位に安倍首相が入っている。「戦略的外交ができる」(甘利明)。国民投票法、特定秘密法などを実現した「最強の総理」(平沢勝栄)など、歯の浮くような賛辞が並んでいる。

 現存している元政治家たちだけにアンケートをすれば、安倍には一票も入らないのではないか。

 ポストの巻頭は「日経平均は史上最高値へ一直線!」である。再び「ニホン・アズ・ナンバーワン」の座を取り戻すという夢のような特集である。

 企業の収益率(PER)は、アメリカのマイクロソフトが約30倍、グーグルが約38倍なのに、トヨタは約14倍、ソフトバンクグループは約10倍と低く評価されている。

 為替レートは1ドル=150円で釣り合う。トランプの政策は景気をさらによくさせ、五輪を控えている日本の地価はバブル期のように上昇するそうだ。

 よくもまあ、これほど楽観的に考えられるものだ。先週のニューズウィーク日本版では「トランプ相場ははかない幻想だ」とタイトルを打ち、こう結んでいた。

「投資家の皆さん、暴走列車から飛び降りるタイミングにはくれぐれもご注意を」

 米中関係、原油高、欧州の混乱、どれ一つをとっても日本にいい影響があるとは思えない。その答えが出るのはそう遠くはないはずだ。

 さて、加藤あきらと聞いて、あああれかと思い出す人はどれだけいるだろうか。

 兜町の風雲児と呼ばれ、バブル時代に名前を馳せたが、株価を不正に釣り上げたとして金融商品取引法違反の罪に問われ、昨年6月から東京地裁で公判中だったが、12月26日、都内で死亡した。享年75。

 同時代に株の仕手筋で名を馳せた投資ジャ-ナルの元代表、中江滋樹が新潮で加藤のことを語っている。

 ともに時代が生んだ徒花ではあるが、バブルという時代を駆け抜けた象徴的な人間として、これからも語り続けられていくのであろう。

 一度だけ加藤に会ったことがある。脱税で逮捕され、保釈されて出てきたときだったと記憶している。

 こちらの質問にもほとんど無言で、風雲児という面影はなかった。地産の竹井博友ら、バブル紳士たちとはずいぶんお付き合いしたが、何事もなく晩年を全うできた人は、私が知る限りいない。

 二度と株バブルなど起きてほしくない。だが、そう思わない、あの時代に郷愁以上のものを抱いている人間が、また動き出しているようである。危険だと思う。

 安倍首相は後世の人間が評価できるような宰相ではないと思うが、その安倍に輪をかけてどうしようもないのが稲田朋美という防衛大臣である。

 よりによって安倍と真珠湾慰霊のために同行したのに、帰国してすぐに靖国神社へ参拝したのだ。

 どんな理由があれ、防衛大臣という立場を考えたらできないはずだが、この女の頭の中はどうなっているのだろう。

 新潮ではないが「これが総理候補とは笑わせる」。彼女は必ず安倍首相の命取りになる。


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