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『孤独のグルメ Season6』第7話 糖質制限って何!? 皿うどんとちゃんぽんの一気食いが見せるゴローちゃんの本気

 と、ここでゴローちゃんが思い出す、昔の素敵な食事の記憶。

「百軒店に餃子と焼きそばのうまい店があったな……まだあるかな」

 ああ、絶対にないよ。ゴローちゃん。かつてのおいしい店はすべて記憶の彼方に。失敗が見えるゆえにか、泣いてしまうようなシーンです。

 と、腹が減っているはずなのに「こんな路地あったけ」と路地に迷い込むゴローちゃん。

 ふと見つけたのは、長崎飯店。名前の通り、ちゃんぽんの店。ご存じの人も多いですが、渋谷のほか、麹町や虎ノ門にもある東京で、本物のちゃんぽんを食べることができる名店です。

「およそ今どきの企業家がつける店名ではない。俺が歩いていた昔の渋谷だ」

 ゴローちゃんの歩いていた渋谷とは、いつ頃のことを指しているのでしょうか。年代からすると、コンパでにぎわったバブル時代なのでしょうけど。確かに現在よりも、こんな雰囲気の個人商店は多かったハズ。

 一気にお店を気に入ったゴローちゃん。ここで不穏なセリフが。

「いいなあ、長崎ちゃんぽん。餃子に春巻きもある」

 うむ。長崎ちゃんぽんは具材の多さゆえに、サイドメニューを頼むと満腹MAXになってしまう料理。まあ、ゴローちゃんの胃袋ならば安心でしょう。

 百軒店はまた今度として、入店。活気のある店内で女将を演じるのは川上麻衣子。まずは、相席が基本のルールに、戸惑いながらも納得するゴローちゃん。

「ちゃんぽん、皿うどん。気絶するほど悩ましい……」

 なるほど、長崎の人でもなければ、あまり食べる機会のないメニュー。いざとなれば、悩むのも納得です。

「あのパリパリの麺にたっぷり酢をかけて食べる皿うどん……」
「でも、ちゃんぽんスープのあのコクもめくるめくうまさなんだよなあ……」

 しかもこの店、皿うどんには硬い麺と柔らかい麺を用意しているので、悩みは増えます。

 悩んで、やわ麺を注文するゴローちゃんですが、ほかの客がカタ焼きソバを注文するのを聞き「思いのほか、硬派な店だったか」と、すかさず春巻きも追加。パリパリの食感も同時に味わおうという趣好ですね。

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