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亀梨和也&栗山千明の“ハムハムキス”は必見! フジ『FINAL CUT』が「もはやコント」

■ついに、この主人公にジワッてきました

 その後、なんだかんだあって、悪の根源とおぼしき刑事部部長の芳賀(鶴見辰吾)を呼び出す慶介。芳賀と達夫が繋がっている証拠や、12年前に祥太を捜査線上から外したことなどを糾弾。例のごとく盗撮動画を見せつけ、威勢よく「再捜査しろ!」「祥太を洗いなおせ!」と凄みますが、これを断られると、マッハの速度で「じゃあ、俺が探す!!」と返す慶介。一体、なんのために呼びつけたのさ! ここらへんのやり取りは、ツッコミどころ満載で、まるでコントのようです。

 そうこうしていると、近くに潜んでいた高田が、スローモーションでおもむろに登場。慶介が恫喝する様子を、高田とグルになってカメラに収めていた芳賀は、「脅迫罪、立派に成立だ」「実刑を食らうだろう」「はっはっは!」とニッコニコ。この窮地にビビリまくりの慶介ですが、高田の様子が一転。芳賀を裏切り、「もう一度、小笠原祥太を洗い直すべきです」と慶介の肩を持ち始めます。

 仲間が増えた途端、芳賀に「エリート人生、お蔵入りにしてやろうか?」と編集ジョークをかます慶介。そして、「これがあなたの、ファイナルカットです」といつものやつ。このキメゼリフを初めて聞いた高田は、さぞかしビックリしたでしょうね……。

 この後、捜査資料から事件当時、雨が降っていたことに気付いた慶介は(これまで気付かなかったんかい!)、雪子を呼び出し、当時の現場の様子をおさらい。最後は突然、慶介と雪子がむさぼり合うようにハムハムとキスをかまし、第7話は終了です。

 あはははは! 完全にコントですよ、これ。今まで、よくわからない“かっこつけマン”かと思っていた主人公ですが、今回はあまりにもツッコミどころが多すぎて、だんだん愛くるしく見えてきました。第7話にして、『FINAL CUT』の楽しみ方がわかってきた!

 というわけで、ストーリーは相変わらず詰めが甘々ですが、盛り上がってる感だけはすごい『FINAL CUT』。やっと、この主人公が好きになれそうな予感です。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

最終更新:2018/02/28 23:00
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