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比嘉大吾の体重超過「陣営のミス」発言の高田延彦に“特大ブーメラン”!「おまえが言うか!」の大合唱に

 高田のおかしな言動は、それ以前のものでも指摘できる。昨年10月にRENAと対戦した女子選手のアンディ・ウィンが計量オーバーした際は、「責任を持って必ず試合は実現させます! いまは(どうするか)ノーアイデアですが」と無責任な発言をし、実際に試合は無条件に行われた。

 15年末には12キロもオーバーしていたイギリス人選手ジェームズ・トンプソンに試合させておきながら、テレビ実況で「良い体に仕上げてきましたね~」と発言していたのである。

 そんな高田についてはRIZINに選手を送り出している総合格闘技チームのメンバーも苦言を呈している。

「高田さんは真剣勝負ではないプロレスの世界から来た人で、いまだ格闘競技をスポーツとして見られていないようで、基本的な見識がないですよ。たとえば計量当日、10キロ以上も減量して苦しい選手がたくさんいる中で、定刻を過ぎているのに、長々とマスコミの前で挨拶していました。これは格闘技の世界だったらあり得ない話。イベントに関わっていても、興行面、演出面だけで、競技運営をちゃんと学んでないのだと思います。試合前にすれ違った若い選手に偉そうにアドバイスすることもあるんですが、その中身はまるで的外れ。関係者の間では『あの人はタレントだし』と冷笑されることも多いですよ」

 高田は過去のインタビューで、真剣勝負だという触れ込みで行っていた試合がすべて結果の決まっていた試合であったことをカミングアウトしたプロレスラー。かつて「PRIDE」で格闘技の試合も行ったが、結果は3勝6敗2分で、プロレス時代に「最強」を掲げていたことが嘘のような戦績。さらに、その勝利の一部には「八百長疑惑」までがささやかれたほど。

 そんな人物が正式なコミッションが存在するボクシング界に物言いしたことは、その内容が的確だったとしても説得力に欠けるというわけだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/04/23 20:10
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