“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の過激すぎる夫婦喧嘩が映画『焼肉ドラゴン』で解決しちゃった!?

純士 『焼肉ドラゴン』で一番わかりやすかったのは、クラブの乱闘シーンでした。大御所シンガー(根岸季衣)が嫉妬して喧嘩になる。あれは迷わず笑えました。でもそのほかは全体的に、男女のガチっぽいギクシャクした関係性の描写が多かったから、ストンと笑いに落ちにくかったんですよ。

麗子 おじゅん(夫の愛称)は東の人間やからや。ひよっけは、吉本新喜劇を見てる感覚ですんなり笑えたで。

純士 言われてみれば以前、嫁に新喜劇を見せられたとき、ちょっとあの間に馴染めなかったなぁ。

麗子 最後までよぉ見ぃひんかったもんな。

純士 俺は、ひょうきん族とかドリフで育ってるから。ドリフだと、クシャミしてからタライが落ちるまでが早いんですよ。でもこの作品の間は、もっと引っ張るんです。そのスピード感がなぁ……。

麗子 たぶん西と東は、間合いが全然違うんやろうな。ウチはたけしの何が面白いのかわからない。けど、さんまは面白い。なんでか言うたら……

純士 出ました、ひよっけの「ウチはこう思ってる節」! これが「ふわっちクオリティー」です(笑)。

麗子 フンッ!

純士 ひよっけ~、大好きだよ~(取り繕うように甘ったるい声で)

麗子 嫌い! 大嫌いや!

――あれ? まだ仲直りしていなかったんですか?

麗子 ウチは今回の映画を見て、おじゅんとなんで喧嘩になるのかがわかったんですよ。西はこの映画の大泉洋みたいなアカンタレな大人の男がぎょうさんいてるから、ウチみたいな気の強いチャキチャキした女はすごいチヤホヤされるし、重宝される。西はカカア天下なんですよ。でもこっち来てビックリしたんは、東京は男が女にやたら偉そうにしてること。特にこの人(純士)は男の人としてすごいチヤホヤされて、女の人を踏みつけて生きてきた人でしょ? そのカルチャーギャップが、ウチらの夫婦喧嘩の原因やねん。

純士 俺がこの映画を見て感じたのは、大泉洋がカッとなるタイミングが、俺と同じだってこと。で、井上真央がふてくされて奥の座敷に引っ込むタイミングが、ひよっけと一緒だってことだね。あと、アボジとオモニ(母/イ・ジョンウン)の関係性も、瓜田夫妻に似てるな、とも思った。アボジは苦労してるし、みんなの幸せを考えないといけない立場だから、登校拒否のいじめられっ子である息子(大江晋平)に留年しろと言った。一方、オモニは息子のことしか見えてないから感情的になって、それに反対した。それが俺とひよっけの関係にソックリでした。よくひよっけが、俺の苦労も知らずに、「そこはこう言ってほしいねん」と、いっときの感情で噛みついてくるんですよ。でも俺は全体が見えてるから、「そこでその言葉を言ったらオシマイじゃん」と、グッと堪える選択をすることが多いんですよ。

麗子 ウチは「なんてKYな女なんだ!」と、おじゅんからよく怒られるんですけど、この映画に出てくる井上真央みたいに、思ったことはなんでもバンバン言ってしまう性格なんですよ。でもこっちの人って、本音と建前があるやんか?

純士 ひよっけは「本音と建前」と思ってるけど、そうじゃなくて、「子どもと大人」なんですよ。空気を読むんですよ、大人って。

麗子 ………。

純士 孫悟空って「お腹すいた、お腹すいた」って簡単に言うでしょ。「でもここでそれを言っちゃダメだよ、悟空くん」っていう俺の態度を、ひよっけは「建前」だと言う。「悟空のままでええねん」となるんですよ。それでよく喧嘩になるんです。

麗子 そんなに周りに気を使わんでもええやんか。

純士 いや、ここでは大人の態度を取らないとまずい、という場面だってあるでしょ。

――双方の長所を認め合いつつ、歩み寄るのが一番なのでは?

麗子 そやねん。実際、ちょっとずつやけど、歩み寄ってはいますよ。おじゅんも西寄り感を出してくれようとしてるし、ウチもいろいろ我慢してるし。

純士 大阪人と東京人、まだお互いの出身地に対するプライドがあるから、ぶつかることも多いけど、あと2、3年もすれば完璧なニコイチになってますよ。

――そうなることを祈ります。

純士 で、映画の話に戻るけど、笑いだけじゃなく、重いテーマも入ってて、しっかり“泣かせ”があったのはさすがでした。それと結局、何があっても最後は家族なんだな、という点に感動した。喧嘩しようが浮気しようが、何かにつけて家族がちゃんと集まるじゃないですか。あれが微笑ましかったし、羨ましかったですね。

麗子 よぉ描いてはるなぁと感心したのは、実際、関西って若くして死ぬ子が多いんですよ。家庭環境が複雑だったりヤンチャな子も多い環境やから、ウチの周りでも自殺とか交通事故で死ぬ子が多かった。映画では自殺の背景とかも描いてはったから、監督はきっと、西を伝えたかったんやろうな。

純士 いや、全然違う。

麗子 ひよっけはそう思ったの! おじゅんはおじゅんでええやん! ひよっけにはひよっけの感想があんねん!

純士 西や東はあまり関係ないと思う。これはきっと、当時の在日韓国人のありきたりな一般家庭の話なんですよ。高度経済成長期の日本には、そこでしか生きられない在日韓国人がたくさんいたんだよってことを、『サザエさん』や『男はつらいよ』を見て育った現代の日本人に見てもらいたかったんじゃないかな。で、作品の肝は、アボジの言ってた言葉でしょ。「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっといい日になる」「逃げても何の解決にもならない。ここで生きていくしかない」。俺はおじいちゃんからずっとそう言われて育ってきたから、アボジの言葉には本当に共感できたし、最後はやっぱり家族の絆が大事なんだということであるなら、腹を割って話せるひよっけを嫁にして本当によかったと思いましたよ。

麗子 ホンマにそう思うてる?

純士 思ってる、思ってる。最後のアボジとオモニのシーンを見て、「女はゴマンといるけど、やっぱひよっけじゃなきゃダメなんだ」と俺も思ったから。


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