日刊サイゾー トップ > 芸能 > ドラマ  > 波瑠主演ドラマがコンプラ“ギリギリ”

波瑠主演『サバイバル・ウエディング』パワハラ・セクハラ発言連発でコンプラ“ギリギリ”もドラマとして成立するワケ

■コンプラのギリギリを攻める

 このドラマの原作は、2015年に発売された大橋弘祐氏による小説『SURVIVAL・WEDDING(サバイバル・ウェディング)』(文響社)。

 雑誌業界を舞台にしたドラマというと、2007年に放送された菅野美穂主演の『働きマン』(同)や、最近でいえば沢尻エリカ主演の『ファーストクラス』シリーズ(フジテレビ系)、 高畑充希が朝ドラヒロインを演じた『とと姉ちゃん』(NHK)、黒木華の『重版出来!』(TBS系)、石原さとみの『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)など、これまでにもいくつものヒット作があります。

 しかし、出版業界で働くヒロインが、仕事に恋に奮闘しながら成長していく様子を描いたそれら“お仕事ドラマ”とはまた別で、この作品は仕事として恋愛(婚活)をする、“ポップなお仕事婚活ラブコメ”といった感じです。

 お仕事メインのストーリーだったら、二番煎じどころか◯番煎じ感が否めませんが、ただ単に業界のあれこれを描くのではなく、エルメスやイヴ・サンローランなど誰もが知っているオートクチュールブランドのマーケティング戦略を恋愛に応用するという設定は斬新でしたし、どこかで聞いたことがあるような恋愛テクニックも、ブランドうんちくを例に出されることで、妙に腑に落ちます。はじめはイヤイヤだったさやかが婚活コラムにやる気を出したのも、宇佐美のうんちくと戦略になんらかの魅力を感じたからでしょう。

 まぁ、コンプライアンスの厳しいこのご時世に、「結婚できなかったらクビ」なんてことが現実にあったら立派なパワハラ問題になりますので、そのあたりは深くは突っ込まないことにしまが、おそらく、さやかがパワハラ・セクハラ発言を躊躇なく発する宇佐美に「何くそ!」と立ち向かうことができるタイプの女性だからこそ成立する話なんだと思います。たぶん。

 

■伊勢谷友介の奇抜な見た目

 既存のドラマで描かれてきたように、雑誌の編集部ってどこかアクの強そうな人が多いイメージがありますが、「riz」の編集長・宇佐美も例外ではありません。イジリー岡田みたいな坊ちゃん刈りに、小ぶりの石がついたピアス、お高そうなスーツに革靴といったスタイルは、パッと見でヤバい奴だとわかります。顔はいいけど。

   でも、そんな宇佐美だからこそ、「お前みたいなB級女」「お前の価値が相対的に低い」と酷いことを言われても、そこまで深刻になりません。また、売り上げが低迷していた「riz」を斬新な企画で立て直した経験のある人物でもあるので、「マーケティングの基本は、顧客のニーズに耳を傾けること。男の意見をもっと聞け」という言葉には説得力があるし、婚活中の人はもちろん、そうでない人の心にもチクリと刺さります。ちなみに「riz」は、「an・an」(マガジンハウス)をイメージしていただければいいかと思います。

 また、波瑠ちゃんと伊勢谷さんのコミカルな掛け合いも見ていて楽しかったです。クールで静かなイメージのある2人だけに、まだ物足りなさは感じますが、この作品はさやかと宇佐美のやりとりが見どころの一つでもあるので、今後切れ味に磨きがかかっていくことを期待したいです。

 

■風間俊介の安定感

 浮気男・和也を演じるのは、ジャニーズ事務所きっての演技派・風間俊介。なんていうか、かざぽんの和也はとってもリアルで、“こういう男いそう感”がすごいです。普段は温厚そうだけど、どことなくお目目が死んでるし、スイッチが入ったらDVしそう(※そういうシーンはありません)。

 同性のため、筆者はどうしてもさやかの肩を持ってしまうのですが、原作だと、パンツを見つける以前にさやかは和也が浮気していると女のカンでなんとなく気がついていました。でも、「結婚するんだから」と見て見ぬフリをしてきたのです。でも、1話にはそういった描写が全くなかったため、浮気が発覚したときのさやかの衝撃は大きかったはず。

 それに、かざぽんの演技のうまさがプラスされて余計に和也が結婚式目前に婚約をドタキャンしたただのクズ男になっています。まぁ、浮気を見抜けず結婚に向けて突っ走ってしまったさやかもさやかですけどね……。今後、かざぽんがどんなクズ男ぶりを見せてくれるかワクワクです。

■物語の鍵はイケメン俳優・吉沢亮

 原作と違う点はもう一つあります。「riz」が出展したイベント会場で、お腹をすかせたくまの着ぐるみの中の人に入っていた爽やかイケメン・柏木祐一(吉沢亮)に、さやかは余ったお弁当を手渡しました。

 これ、ドラマオリジナルのシーンで、小説だと、2人が出会うのはまだ先のこと。わざわざこのシーンをつけ足すということは、祐一が重要な人物となることは明らかです。ちなみに、着ぐるみを着ている吉沢くんが超絶かわいかったです。

次回予告ではさやかと祐一が顔を合わせる場面がありましたし、2人がどう接近していくか、今夜放送の2話を楽しみにしたいと思います。

 (文=どらまっ子TAROちゃん)

最終更新:2018/07/27 19:47
12

波瑠主演『サバイバル・ウエディング』パワハラ・セクハラ発言連発でコンプラ“ギリギリ”もドラマとして成立するワケのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

NEWS手越祐也、崖っぷち!

相次ぐスキャンダルに滝沢激怒、ジャニーズ退所も現実味!?
写真
人気連載

自民党で国民生活は苦しく!?

今週の注目記事・第1位「綾瀬はるか、韓流タレ...…
写真
インタビュー

れいわ新選組の躍進の謎に迫る

 7月に行われた参議院選では、与党側が選挙前の147から141へと議席を減らした一方、...
写真