日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「セーラー服3部作」にドギマギ!
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

昭和~平成の移り変わり期に僕らをドギマギさせた、白倉由美「セーラー服3部作」

セーラー服3部作

『セーラー服と機関銃』「セーラー服を脱がさないで」『美少女戦士セーラームーン』などなど、昭和から平成にかけて「セーラー服」はサブカルチャーに多大な影響を及ぼす最重要ワードのひとつでした。みんな好きだったでしょ? え、今でも大好き? 男だけど毎日着てる? いや、それは知らんけど……。

 しかし現在、あれほど栄華を誇ったセーラー服は、本来の学生服としてはほぼ姿を消し、コスプレやレトロ感を演出するためのアイテムとなっています。平成が終わり、令和になって、いよいよ「セーラー服」は完全にオワコンとなってしまうのかもしれません。

 今回は、そんな昭和を彩った「セーラー服」文化を象徴するマンガ、白倉由美先生の『セーラー服で一晩中』『セーラー服物語』『卒業、最後のセーラー服。』という3作をご紹介したいと思います。

 これらの作品を僕は勝手に「セーラー服3部作」と命名していますが、この3部作に共通する特徴として、超美少女のヒロイン、ちょっと病んでるストーリー、エッチなようであんまりエッチでない作風があります。それに加え、白倉先生特有の「超ゆるふわ」なセリフ回しがあります。

朝ごあん(=朝ごはん)

とおきおー(=東京)

選手こーたー(=選手交代)

かあいー(=かわいい)

かあうい(=かわいい)

ぎゃっこー(=学校)

などなど。「ぎゃっこー」とか、かなりハイレベルです。ちょっと気を抜くとわからなくなりそうなこの不思議な言語感覚、昭和×セーラー服の組み合わせが生んだ奇跡のひとつでしょうか。

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