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ナタリー・ポートマンの「『レオン』は不適切」発言は、セクハラ騒動中の監督への“決別”宣言?

ナタリー・ポートマン

 1994年に製作されたフランス・アメリカ合作映画で、世界的にも知名度の高い大作『レオン』。そのヒロインを演じたナタリー・ポートマンがこの作品について語った発言が物議を醸している。

 最近行われたインタビューの中でポートマンは、今でも街でファンに会うと、自身がオスカーを受賞した作品である『ブラックスワン』や、SF映画の超大作である『スターウォーズ』よりも、『レオン』についての感想を話されると告白。出演は100%ポジティブな経験だったとしながらも、「いま見るとあの作品は不適切」と語り、現代の価値観の上で同作は問題があると評価している。

 レオンのストーリーは、家族を殺された10代の少女マチルダが、隣に住んでいた殺し屋のレオンに助けを求め、2人が共同生活を始めるというもの。ストーリーラインは非常にドラマチックであるものの、コンプライアンスやポリティカル・コレクトネスの意識が高まり、児童の性的搾取などについても敏感になった現代では、物議を醸しそうであることは確かだ。そんな作品について、ポートマンは評価をしつつも、「自分の子どもにはどう見せたらいいのかわからない」と語り、作品のリメイクについてはできないのではないかと見解を述べている。

 こうしたポートマンの言動について、ネット上では「一歩間違えはロリコンだもんね……」と理解を示す声も多くある。とはいえ、「私は映画だからこそこういう設定が良いと思うけど」と、映画の設定についてそこまで敏感にならなくてもいいのではないかという声や、「マチルダが一方的にレオンについて行って保護せざるを得なかったんじゃなかったっけ」とそもそもストーリー上問題ないとする声など、賛否両論の状態となっている。

「児童搾取や性的虐待を描いた作品ではないですし、僕はまったく問題ないと思いますけどねえ。とはいえ、近年、ハリウッドをはじめとしたアメリカの映画業界では、白人以外の役柄で白人を起用する”ホワイトウォッシング”が問題になっているなど、映画界自体がかなりこうした人種差別をはじめとしたもろもろの問題にデリケートになっていることは確かです。ナタリーが言うように、不適切に見える部分のあるこの映画のリメイクは、実際難しい部分はあると思います」(映画ライター)

 また、このタイミングで彼女がこうした発言を行ったのには、とある背景があるのではと考える向きもあるようだ。

「現在、この映画の監督を務めたリュック・ベッソンは、昨年9人の女性から違法な性行為で訴えられるなど、一昨年から続くハリウッドのセクハラ騒動の渦中にいる人物として大きくその名声を下げています。こうしたダーティなイメージが、彼の作品に出演した自分にもつきまとうことを危惧したナタリーが、今回の発言を行ったという可能性もあるのではと」(同)

 果たして、ポートマンが今回の発言に至った経緯は、時代の流れなのか、それとも自身のイメージ保持のためなのか――。それ自体は本人しかわからないが、名作であろうと設定に問題があればリメイクは難しくなってしまう、そんなセンシティブな時代になったことだけは確かなようだ。

最終更新:2019/06/04 12:00
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