日刊サイゾー トップ > 海外  > 学食にグロすぎる昆虫料理が登場

【閲覧注意】学食に昆虫料理はアリ? ナシ? ”アリ入り茶碗蒸し”登場で、腹痛を訴える学生も…

問題の”アリ入り茶碗蒸し”。見た目でアウトな気がするが……(東網より)

 コオロギチップスにバッタ入りチョコレートなどなど、世界では昆虫を食材として利用する動きが活発化している。単なる悪食趣味ではない。人口増加による食糧危機への危惧もあるなか、国連食糧農業機関も昆虫食を推奨しているほどだ。

 日本でも、昆虫料理を供する飲食店が増えつつあり、昆虫を好んで食す女性を指す「虫ガール」などという言葉も生まれている。

 しかし現状、昆虫食の分野で世界に最も先んじているのは、中国かもしれない。かの国では、大学の学食ですら昆虫料理を味わうことができるのだ。

「毎日頭条」によると、安徽省阜陽市にある大学の学食では、アリを大量に使用した卵料理がお目見えした。“アリ入り蒸し卵”と名付けられたこの料理は、アリをふんだんに混ぜた卵を蒸したもので、その見た目からしてかなりインパクトのある一皿だったのだ。日本風に言えば、“アリ入り茶わん蒸し”といったところだろうか。

 この大学に通う学生がSNSに投稿した情報によれば、今回のアリ料理は3元(約48円)で販売されていたという。さらに、実際にこのアリ料理を食した学生からは「ちょっと塩辛いけど、おいしかった」「タンパク質が豊富で栄養がある感じがした」「午前中に食べてきたけど胃痛がひどい」など、賛否両論の感想が寄せられている。

 中国の学食でこうした珍料理が提供される背景には、中国ならではの事情があるようだ。同地の学校の給食や学食は、民間業者によって運営されている。そんな中、業者がコストを抑えるため、原価の安い料理を提供しているのだ。タダで調達できるアリは、コスト削減にうってつけ。国連食糧農業機関のレポートなどでも、アリの栄養価の高さはお墨付きだ。

 ちなみに、今年3月には四川省の小学校の学食で、消費期限切れの食材や腐敗しカビの生えた食材を使用し、児童数十人が食中毒となり、これに1,000人以上の父兄が学校前で抗議活動を行うなどの事件も起こっている。腐ったものを食べさせられるくらいなら、虫を食べたほうがマシ、という人も多いかもしれない。

 ただ、一部で腹痛を起こした学生がいることを考えると、どこで採集してきたアリなのか不明なのは不安が残るところではある。コスト削減のためとはいえ、安全性だけは保証してほしいものである。

(文=青山大樹)

最終更新:2019/06/18 21:00
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