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週刊誌スクープ大賞

郵便局は信用できない! 日本郵政グループが金融ビジネスの収益で店舗網を維持する歪な構図に

文=元木昌彦

 岩瀬達哉は年金問題を最初に取り上げたジャーナリストである。彼が取り上げたことで、年金というものに関心が集まり、その上、この制度が破たん寸前であることが世に知れ渡った。現代の連載コラムで、かんぽ生命の不正販売と日本年金機構に共通する「疑念」があると書いている。

 かんぽ生命保険の不正販売問題で、親会社の日本郵政の長門正貢社長が、現場の情報が伝わっていなかった、検察出身の弁護士からなる特別調査委員会を立ち上げ、結果が出てきたところで自分の責任の有無を判断すると述べたことに、疑問を感じると書いている。

 元検事で弁護士の郷原信郎も、「検察出身の弁護士による調査だから厳正な結果になるというのは全くの幻想である。これまでにも、第三者委員会や外部調査が、依頼者の経営者や政治家に手ぬるいと批判された事例の多くが、検察出身の弁護士による」とブログ(8月3日)で指摘しているではないか。

 同じような疑念が、昨年厚労大臣から2度の業務改善命令を受けた日本年金機構が委嘱した第三者委員会にもあると指摘している。

「実際、機構の水島藤一郎理事長はこの間、『内部統制・ガバナンス改革』を断行したと誇り、2019年度からの第3期中期計画では、組織の立て直しは完了したという前提のもと、『未来づくり計画』と題したあらたなステージに経営を推し進めるとしている。忌まわしい不祥事など、もはや過去の出来事ということだろう。

 しかし実態はというと、相変わらず機構では不祥事が続いている。7月23日には国民年金加入者の氏名、住所など個人情報が入った2万3000人分のDVDの紛失を公表した。

 また8月8日には、米沢年金事務所の職員が、厚生年金保険料や健康保険料など1100万円を着服していたことも明らかとなった。
これらの事実は、機構の第三者委員会の調査結果と、それを受けての再発防止策が意味をなしていないことを物語っていると言っていいだろう」

 第三者委員会などは、都合の悪いことが起きた時、トップたちがいい逃れに使う常とう手段だ。

 それに、私にも経験があるが、ヤメ検というのは権力側の番人だから、彼らのいうことなど丸ごと信用してはいけない。むしろ、第三者委員会などをすぐにつくるといい出すトップは信用ならない。

 そういえば、闇営業で、不都合な真実が出てきた吉本興業のその後はどうしたのだろう。

 宮迫博之の反社に気をつけようというボランティアが話題になるが、吉本は鳴りをひそめたままである。

 そこにこんな記事が出た。

「吉本興業は16日、闇営業問題を受け実施した寄付のうち、先月18日付でNPO法人「消費者機構日本」に納めた150万円が返納されたことを発表した。

 吉本がタレント養成所『NSC』の合宿参加希望者に『合宿中に死亡しても責任は負わない』と同社への免責事項を盛り込んでいたことが先月31日に発覚したことが問題視されたもの。吉本はホームページで謝罪した。

 消費者機構日本もこの日、寄付金を今月5日付で返納したと報告。『問題の条項が消費者契約法8条に該当し得る』と返納理由を説明した。吉本は『社内規約の整備を徹底するとともに、改めて寄付の実施を速やかに検討する』としている。

 また吉本が同じく150万円を寄付したNPO法人『消費者スマイル基金』はスポニチ本紙の取材に『当団体は同法の制約を受けない』とし全額受領したとした。

 寄付については、騒動の発端となった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)が、吉本を通さず公益社団法人『全国被害者支援ネットワーク』に150万円を寄付したが『理念にそぐわない』として返納されている」(スポニチアネックス8/17 5:30配信より)

 黙っていれば、そのうち世間は忘れてくれる。そう思っているなら甘いというしかない。

 さて、現代が、川田龍平参議院議員(43)によるいじめで、秘書たちが辞めていると報じている。

 川田といえば、薬害エイズ訴訟の原告として実名を公表したのが19歳の時。その後議員になり、先日の参院選でも比例区で10万票近く集め、三選を果たしている。

 やや太ったものの、代議士としての風格が出てきたと思っていたのだが。

 現代によると、事務所に監視カメラを設置したり、気に入らない秘書はすぐクビにする、参院選で頼んだウグイス嬢は、お金を盗ったのではないかという疑いをかけられ、長年彼を支援してきた後援会長も、突然、「事務所に来なくていい」といわれてしまったというのである。

 事実のほどはわからないが、こうした「噂」が身内から出るだけでも、川田にとってはマイナスだと思う。

 エイズ患者という弱者の立場を支持されて政界に送り込まれているのだから、たかが十数年で、自分の立ち位置や、支持者のことを忘れてしまったとすれば、それだけの器しかなかったのだといわざるを得ない。

 ましてや、奥さんはジャーナリストの堤未果だから、彼女のマイナスにもなりかねない。

 いい分は双方にあるのだろうが、公の人なのだから、後ろ指を指される、週刊誌に書かれるようなことは慎むべきである。

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