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ディーン・フジオカ、月9ドラマが好発進で”爆死俳優”の汚名返上か? それでも残る不安要素

ディーン・フジオカ

 フジテレビの看板ドラマ枠“月9”は真に復活を遂げたのか?

 ディーン・フジオカが主演を務める同枠ドラマ『シャーロック』の初回が7日に30分拡大で放送され、視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で好発進した。

 かつて、一世を風靡した同枠ドラマだが、近年低迷し、視聴率は長らく1ケタ台が続いた。枠自体の廃止すら取りざたされたが、昨年7月期『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(沢村一樹主演)が平均10.6%で1年ぶりに2ケタ台を記録して、流れが変わった。

 その後、同10月期『SUITS/スーツ』(織田裕二主演)が10.8%、1月期『トレース~科捜研の男~』(関ジャニ∞(当時)・錦戸亮主演)が10.8%、4月期『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(窪田正孝主演)が12.2%、7月期『監察医 朝顔』(上野樹里主演)が12.6%と5クール連続で10%を突破した。

 “月9”の完全復活を印象付けるには、10月期も確実に2ケタに乗せたいところ。だが、フジが主演に選択したのは、よりによって“爆死俳優”と一部でささやかれていたディーンなのだから不安は拭えない。

 ディーンは2015年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』(波瑠主演)で五代友厚役を演じ、“五代様”と称されて、大ブレークを果たした。ところが、その後の主演ドラマが冴えなかったのだ。

 17年10月期『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系、武井咲とのダブル主演)が6.2%、昨年4月期『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(フジ系)が6.2%と、いずれも壮絶な爆死を遂げている。

 1月6日に放送されたスペシャルドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(同、井浦新とのダブル主演)でも主演を務めたが、これもまた7.0%と大コケしており、主演ドラマでまるで結果が残せていない。そのディーンが主演なのだから、『シャーロック』は数字が獲れるのか疑問視されていたのだが、こと初回に関しては、その不安を一掃した格好だ。

「“月9”が5クール連続2ケタを獲っているということは、もう1年以上、どんなドラマであれ、高視聴率を挙げていることになる。ディーンと同じく“低視聴率男”だった錦戸主演作でも、2ケタだった。つまり、ドラマの内容はともあれ、『月曜夜9時はフジのドラマを見る』という層が、かなり戻ってきていることを示している。ましてや、7日はこれといった強力な裏番組がなく、原作はあの人気作『シャーロック・ホームズ』です。ディーンがどうのこうのではなく、当然作品自体の注目度が高く、『とりあえず見てみよう』という層が多かったのでしょう。まあ、初回ご祝儀ですね。ただ、初回の評判はイマイチのようですから、第2話以降に、その真価が問われることになるでしょう」(ドラマウォッチャー)

 好発進した『シャーロック』だが、まだ始まったばかり。この先も高い視聴率をキープできるようなら、そのときこそ“月9”は完全復活、ディーンも“爆死俳優”の名を返上できるだろう。

最終更新:2019/10/08 21:30
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