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田代まさしの再犯にみる「薬物依存リハビリ」の大きな遅れ…薬物の怖さではなく快楽を伝える本末転倒な施設も

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

田代まさし

 元タレントの田代まさし(本名・田代政)容疑者が11月6日、覚せい剤を所持していたとして、宮城県警に逮捕された。

 8月に田代容疑者が塩釜市のホテルに泊まった際、覚せい剤を使用した痕跡が発見され、宮城県警は内偵調査を行っていたという。そして、11月6日に都内で覚せい剤を所持していたところを現行犯逮捕された形だ。

 逮捕は今回で5度目、過去2度の懲役で約7年間服役している田代容疑者。2014年に出所した後は、薬物依存症のリハビリ施設である「ダルク」の職員として勤務しながら、メディアに登場し、薬物の危険性を訴えていた。

「田代は“薬物は一生やめられない”ということをよく話していました。だからこそ、毎日毎日“今日はクスリをやらなかった”という努力を重ねていかなくてはならないとも話していた。たしかに、そういう考え方のリハビリもあるとは思いますが、実際には“一生やめられない”という言葉に甘えて、またクスリに手を出していただけのこと。これじゃあリハビリの効果なんてまったくないようなものです」(薬物問題に詳しいジャーナリスト)

 日本は諸外国に比べて、薬物依存克服支援が著しく遅れていると言われている。

「ダルクのような支援施設はいくつかありますが、数も種類も少なすぎる。それこそ、田代についてもダルクのリハビリの方向性が合わないのであれば、別の克服プログラムを受けるべき。でも、そういった選択肢が圧倒的に少ないがゆえに、再犯してしまう。これは由々しき事態だといえるでしょう」(同)

 また、薬物依存の克服支援施設のなかには、ろくでもないものもあるようだ。大手芸能事務所関係者はこんなエピソードを明かす。

「某芸能事務所が、とある薬物依存者支援団体に頼んで、所属タレントや社員向けに薬物の怖さを知ってもらうための講演を開いたことがあるんですよ。そこでは元薬物依存者が出てきたんですが、ヘラヘラ笑いながら“いかに覚せい剤で気持ちよくなれるか”という話を延々とするんです。もちろん、それだけ気持ちいいということは絶対に抜けられるものではないので、手を出してはいけない…といういうことを伝えたいのはわかりますが、あれだと逆にどれだけ気持ちよくなれるのか、興味を持ってしまう。完全に逆効果ですよね。まるで薬物依存者を作り出したいかのような講演で、ああいった団体は絶対に信用できません」

 本気で薬物依存の問題に立ち向かうのであれば、克服支援は絶対になくてはならないもの。さまざまなケースに対応できるような支援プログラムの充実化を図らない限り、田代容疑者のような再犯者を生み続けることとなるだろう。

最終更新:2019/11/09 12:00
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