本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

川口春奈が適任なのに!? 石原さとみの聖火ランナー、「ほぼ無縁の」長崎県から選出で物議

ホリプロ公式サイトより

 3月26日にスタートする東京五輪の聖火リレー。刻一刻とそのときが迫っているが、自治体による聖火ランナーの曖昧な選考基準を疑問視する声がやまない。

「岐阜県では東京出身のお笑いタレント・みやぞんと俳優・山本耕史が選ばれ、疑問の声が上がりましたが、長崎県でも、東京出身の石原さとみが選ばれ、県民からは抗議の声が上がっています」(在阪のテレビ関係者)

 岐阜県は、急遽開いた記者会見で、みやぞんを選んだ理由について、聖火リレーが通る大垣市からの推薦だったと経緯を説明。大垣市は、江戸時代初期の俳諧師・松尾芭蕉による紀行文『奥の細道』の結びの地とされているが、他方、みやぞんの出身地・東京都足立区は、その出発地とされ、足立区出身の有名人で、明るく、スポーツのイメージがあるとして大垣市が県に推薦したという。他方、俳優の山本耕史は、2016年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』で石田三成を演じたこと、その石田率いる西軍と徳川家康に従う東軍が争った天下分け目の合戦・関ケ原の戦いでは、西軍の本拠地が大垣城だったことが推薦理由だという。

 こじつけも甚だしいが、この2人同様、長崎県の聖火ランナーに選ばれた石原も、同地に特段の縁はない。にもかかわらず、選ばれた理由について、県担当者は「石原さんの場合は、10年以上前に仕事で被爆者の方とお会いして戦争体験を聞いて以降、感銘を受けてその後もプライベートでも会いに行っている」と説明しているという。

 要するに、聖火ランナーを走らせる都道府県は、有名芸能人を走らせることで地元の宣伝になると思い込んでいるのだ。ところが、長崎県では想定外の事態が生じた。

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