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志村けんイズムを徹頭徹尾イジり続ける、千鳥『チャンスの時間』のコント企画

ギースのコントのオチは美女の尻を見て鼻血を出すマヌケ顔

 8月28日放送#61に招かれたコント師は、ザ・ギース。「キングオブコントの決勝に出ても優勝に手が届かない」と彼らは悩みを抱えてきていたが、大悟から教えを請うことをノブはオススメしない。

ノブ「前回、眉毛を太くされて、かが屋が死んだのよ」

大悟「本格コント師が、みんな壁にぶち当たっとるんやな」

 なんと、ギースはこの日のために、4人用の新作コントを作ってきていた。セリフやシチュエーションを何枚もの紙に書き込んだ力作だ。その台本を見た大悟は、思わず渋い表情になった。

大悟「『志村でナイト』(フジテレビ系)、こんなにないからなあ……」

ノブ「おい、それや。その名前や! そのイズム、すぐ入れるよねえ」

大悟「ワシは神とコントしてるから」

ノブ「コントの質が違うと思うんやけどなあ」

 ギースが用意してきたコントのタイトルは「ダフ屋」。ダフ屋役のギース・尾関高文が「あるよ~、あるよ~。三代目 J SOUL BROTHERSの膝の裏をペロッと舐められるチケットがあるよ~」と、あり得ないチケットを売りさばいていると、さらに大悟演じるもう1人のダフ屋もやって来る。彼が売るのは「あるよ~、あるよ~。新1万円札の顔を志村けんに変えるチケットあるよ~」だ。その後、ノブ演じるダフ屋も登場し「39度の熱があるよ~」と発言。場が混沌としていくという内容だった。

 すでにこの時点で枠にとらわれず、自由度の高いコントになっていると思う。でも、大悟はお気に召さないらしい。構わず、ダメ出しを連発した。まず、尾関演じるダフ屋には面白いことを言わせない。ダフ屋は「三代目 J SOUL BROTHERSのチケットあるよ~」と、あくまで普通のチケットを売る。残りの3人が演じる客は、ダフ屋の元に押し寄せ、プラチナチケットを買おうと必死だ。そのとき、ダフ屋の後ろに美女が通りかかった。客の3人は鼻の下を伸ばし、意識がチケットから美女に持っていかれる。美女のお尻を目で追い、マヌケな顔になるのだ。

大悟「コントってこれなんよ」

ノブ「志村イズムです。やめてください」

大悟「ワシたちがチケットに集中してるけど、美人が通るからそれにも負けちゃうよってこと。ここ、3人でいかに面白い顔で合わせれるかやから」

ノブ「全然、コントが変わってるねん。ギースの大事なネタが志村さんになってるねん!」

 そして、大事な役割はダフ屋。ふと振り返ると、今まで視界に一度も美女が入っていなかったはずのダフ屋が、なぜか鼻血を出していたというオチである。

ノブ「なんでなん!? 俺らならわかるけど、尾関は美女を見てないよ。成立してないやん」

大悟「そこなんよ、コントなんてなんでも成立する」

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