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テレビ辛口研究所

満島ひかり退社のダメージから復活も……受難続きの東出昌大所属事務所「ユマニテ」は大丈夫か

東出昌大

 3月17日、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の公開イベント終了後に、不倫騒動の謝罪会見を行った東出昌大。

「杏さんが好きなのか、唐田さんが好きなのか」といった質問をした記者にも、また、それに対する東出の「私の心の内を話し、それを妻がテレビを見て、ということは必ず傷つけてしまう……お答えできません」という回答に対しても、批判の声が続出している。

 そもそも東出と女優・唐田えりかの不倫が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた直後に、東出の所属事務所「ユマニテ」は、ごまかすことなく、事実を完全に認めるコメントを発表した。

 この素早い対応には一部で「クレバー」などと評価する声があった一方で、「雑な対応」「説明不十分」などの批判も多数寄せられていた。

 さらに今回の謝罪会見は、事態を悪化させた感もあることから、良くも悪くも判断が早く、率直な対応のユマニテを不安視する声が業界内で出てきている。

 ある演劇系雑誌の記者は言う。

「ユマニテさんは、安藤サクラさんや樋口可南子さん、門脇麦さんなど、実力ある役者をたくさん抱えている事務所。さまざまな分野で幅広く活躍するタレントではなく、映画などを中心に活躍する純然たる役者事務所のため、ほかの数多くの事務所と違い、映画やドラマの番宣でバラエティや情報番組に出る機会はめったにありません。また、雑誌などの取材対応も非常に少なく、取材現場では役者さんの負担にならないよう最大限の配慮をしているため、記者や編集者はかなり厳しい注文やお叱りを受けることもあると聞きます。やや怖い印象はありますが、仕事は確か。しかし、いわゆる芸能事務所的なお付き合いや根回し、駆け引きを一切しない率直さが悪いほうに出てしまい、批判を呼んでしまった印象はあります」

 さらに、ユマニテの今後が不安視される理由には、もっと大きな別の要因がある。ユマニテの所属俳優と仕事をしてきた、ある編集者は言う。

「ユマニテといえば、現在NHK大河『麒麟がくる』でヒロインを務めている門脇が、2015年に主演映画『世界は今日から君のもの』のクランクイン前日に緊急入院し、喉の大手術を受けるという出来事がありました。本人はインタビューで死を覚悟するほどだったと後に語っていますが、数々の演技賞を受賞してきた実力派であるだけに、事務所にとっては非常に大きな不安材料だったはず。さらに、18年3月には満島ひかりが退社し、翌年6月には弟の満島真之介も退社するなど、大きなダメージがありました。特にひかりは大手企業のCM出演なども多く、事務所の稼ぎ頭だっただけに、その抜けた穴は大きく、演劇関係者などからは『ユマニテは大丈夫か』と言われていたのです」

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