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外出自粛CMでイメージアップ!? 小池百合子都知事に「まるで選挙運動だ」と自民党から怨嗟の声

文=日刊サイゾー

小池百合子東京都知事

 新型コロナウイスルの感染拡大と軌を一にして、存在感を増してきた政治家がいる。それが小池百合子東京都知事だ。

 3月24日に東京五輪の延期が決まるやいなや、翌日には「感染拡大の重大局面」として、都の将来的な「ロックダウン」の可能性にも言及。その後も、政府に緊急事態宣言を早く出すように突き上げる姿勢を鮮明にして、「政府VS都」という構図を作り上げた。危機感が強い=東京都、対応が遅い=政府という対立を見事に演出した。

 さらに、4月7日に緊急事態宣言が発令されると、店舗などへの「休業補償はできない」という政府方針を逆手に取り、4月10日に東京都は独自に「協力金」を支払うことを表明。相手を「仮想敵」とすることで、それに負けない姿勢を強調し、自らのプレゼンスを向上させるという小池氏の得意パターンに持ち込んだのだ。

 こうした小池氏の「パフォーマンス」に対して、与党・自民党内からは怨嗟の声が上がっているという。

「ある自民党の古参議員は小池知事に対して『ヘドが出るほど不愉快だ』と吐き捨てていました。都政を混乱、迷走させた築地移転、豊洲問題とまったく同じ手法であり、自分の事しか考えていない、というわけです。小池知事は二階俊博幹事長とは相変わらず昵懇ですが、安倍晋三首相や菅義偉官房長官など官邸幹部からは毛嫌いされています。二階氏にしても、旧新進党、旧保守党だった縁で親しいだけであり、他の自民党の重鎮議員は小池知事を評価している人は皆無と言っていい。緊急事態宣言後も、他の自治体との足並みをそろえることをしない小池知事は、政府にとってはトラブルメーカでしかないと思われています」(全国紙政治部記者)

 さらに、自民党をいら立たせているのが、東京都が独自に制作した「外出自粛CM」だ。最近では少し落ち着いたものの、緊急事態宣言直後は一般企業がCM放映を控えるなかで、東京のCMはかなり頻繁に流され、その度に小池氏がアップで外出自粛を呼びかける姿が映しだされた。

 都によれば、コロナ対策では予備費から、「WEB広告の拡充」に7,000万円、「テレビ、ラジオCM枠の確保・CM製作」に5億6,800万円、「新聞広告」に2億3,800万円もの予算が付けられているという。巨額の税金を投入して、自らのイメージアップを図ろうとする小池に対して、自民党内から「選挙の事前運動だ」との批判も上がっている、と自民党関係者が明かす。

「そもそも、東京都の広報CMなのに、毎回『東京都知事の小池百合子です』と自分の名前を冒頭に言いながら、アップにしてメッセージを発する必要があるのか。5億円以上の予算があるならば、ナレーションを使って、イメージ映像なども入れた形で、もっとわかりやすく伝えることも可能だろう。7月の都知事選だって、まだ『無風』と決まったわけじゃない。自民党都連は対抗馬擁立を事実上断念したが、山本太郎や蓮舫が出馬する可能性だってゼロではない。そうした状況のなか、コロナに便乗した形で、公共の電波を使って『自己PR』をしているのだから、事前の選挙運動だと言われても仕方がない」

 大方の予想では、7月の都知事選は小池氏の圧勝とみられている。それでも、最近では人気YouTuberのHIKAKINとコラボするなど若者層へのアピールにも余念がない。もちろん表向きは感染者が増えている若者への外出自粛の呼びかけだが、先の自民党関係者が言うように、都知事選に向けた「票の掘り起こし」と見られてもおかしくない。

 では、楽勝ムードにもかかわらず、なぜ知事選に向けてここまで自己アピールに勤しむのか。その理由について前出の政治部記者はこう解説する。

「小池知事はまだ『女性初の総理大臣』という野望を捨てていないからでしょう。『希望の党』で仕掛けた際には、『排除します』の失言でつまずきましたが、コロナ危機が長引けば長引くほど、また政界再編を狙えるチャンスが来ると考えているはずです。安倍首相の任期は来年9月までで、ポスト安倍も育っていない。コロナ対応を誤れば、一気に自民党の政権運営に批判が集まります。その間隙をぬって、自分が政界再編の中心になろうと考えていても不思議ではありません。そこから逆算すれば、次の都知事選は『圧勝』が条件となる。圧倒的な力の差を見せつけてこそ、女性初の総理大臣のいすが見えてくるとの思惑でしょう」

 かつて「政界渡り鳥」と呼ばれた小池氏のしたたかさは、まだまだ健在のようだ。

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最終更新:2020/04/26 22:00

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