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『家、ついて行ってイイですか?』が3度声をかけたベリーダンサーと、デジャブばりに繰り返される同じくだり

文=火の車

テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』

 5月13日放送『家、ついて行ってイイですか? ~番組史上最長! 4時間半スペシャル~』(テレビ東京系)は、合計11人の人生を掘り下げる特大版。その中でもひときわのインパクトを誇るある1人に、くぎづけになってしまった。

ぼったくりバーのようなベリーダンスの押し売り

 今年3月、男性スタッフが中野駅で声をかけた女性はベリーダンサーだった。「家について行ってもイイですか?」と話しかけると「イイですよ」と快諾してくれた彼女。ひとまず、交渉成立だ。直後、女性のほうから「踊りを見ませんか?」と持ちかけてきた。まずは、家に行く前に、近くのカラオケボックスでダンスを見る流れに。

スタッフ「おいくつなんですか?」

女性「年聞くってことは……交際したいの?」

 ヤバい案件では? と悪い予感がしてくる。50代くらいに見えるが、どうなのだろう。カラオケボックスに入り、スタッフは女性の素性を掘り下げることにした。彼女はベリーダンスを始めて約20年。桜まつりの舞台で見たベリーダンスに感銘を受けたそうだ。現在の収入は家賃を払うだけで精いっぱい……そして、要求してくる。

女性「踊り、ギャラ決めてやりたいんですけど。私、ギャラ決めて踊りを見せてる」

スタッフ「お金払うってことですか? それは聞いてなかったですね」

女性「さっき、外で言ったような気がした」

スタッフ「いや、聞いてないです」

 ぼったくりバーのような、突然のベリーダンスの押し売り。相場は2万円と答える彼女だが、「半分にしたり」と譲歩するあたりに、手慣れた感じがうかがえる。断りにくい状況まで進め、対価を求めるのがこの女性のやり口。車のガラスを勝手に磨き、チップを求めてくる途上国の少年の押しかけサービスを連想させる。「これ脱いで、おなか見せる格好になるんで」とプレミア感をアピールしてくるが、別に見たくない。最終的に、「見て価値がないと感じたら5,000円でいい」という提案をのみ、スタッフはベリーダンスを見ることにした。

 いざベリーダンスが始まっても、スタッフの反応は薄い。ベリーダンサーの割に体ができていないように見えるし、女性のダンスから感じるものはあまりなかった。この踊りで、ベリーダンス歴20年なのだろうか……?

 そして、笑顔の女性が小首をかしげて迫ってきた。

「1万円いただけますか?」

 スタッフが「5,000円でお願いします」と返答すると、女性は「Oh my god」「2008年の値段だ……」と見るからにテンションがダダ落ちに。でも、対価を要求するほどプロ意識があるなら、だまし討ちなんてせず、どこかのステージでダンスをすればいいと思う。

 カラオケボックスを出ると、女性はこんなことを言いだした。

女性「お別れか。寂しいですね」

スタッフ「家に来ていいって言ったじゃないですか」

女性「ってか、物が本当にいっぱいで。次、片付けておきます」

 ギャラが5,000円だったことに機嫌を損ね、おうちNGになってしまった。でも、急にベリーダンスを見せられ、お金を要求されるほうも被害者である。スタッフは悪くなかったと思う。

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