本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

NHK最大の危機!? 大河と朝ドラが一時放送休止で「受信料不払い運動」が過熱

文=日刊サイゾー

NHK公式サイトより

 6月に入り、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』と朝の連続テレビ小説『エール』の放送が一時休止されるが、これにより、NHKが全世帯受信料徴収を目論んだインターネットの常時同時配信サービス「NHKプラス」が難航。新規契約者を獲得するどころか、受信料不払い運動に発展しかねない最大のピンチを迎えているという。

「NHKは、4月1日から本格的に『NHKプラス』をスタートさせましたが、この本当の狙いは、受信料の取りこぼしをなくすこと。特にテレビ離れして、パソコンやスマホに依存する若者たちからの受信料徴収です。そのためには、彼らを惹きつける番組制作が求められてきますが、コロナ禍で多くの番組が収録休止となり、さらに、受信料契約者の大半が楽しみにしている大河と朝ドラが一時放送休止を余儀なくされた。“好きな番組が見られないなら、受信料を払いたくない”という声まで広がっています」(民放関係者)

 NHKは、受信契約者向けのサービスとして4月1日から正式に「NHKプラス」をスタートさせたが、これは、NHKの多くの番組をパソコンやスマホ、タブレットでも視聴できるよう番組放送と同時に配信するもの。同時配信のみならず、番組放送後、1週間の「見逃し配信」も実施されるため、サービス開始前まで、日本民間放送連盟が「NHKの肥大化を招く」として猛反対し、総務省からも業務の再検討を求められたが、NHKによる事業の見直しなどを経て、3月1日から試験運用を開始。4月1日から正式にスタートさせた。

「夏には東京五輪や甲子園中継(全国高校野球選手権大会)が予定されていましたから、スマホやタブレットでも視聴できる『NHKプラス』へのニーズが高まるだろうと予想されていました。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で、東京五輪は延期。甲子園も中止となってしまい、NHKとしては目論見が崩れました」(前同)

 たしかに、外出先でもスマホで東京五輪や甲子園中継が視聴できれば、大きな目玉となったはずだから、大誤算なのは間違いないが、それだけではない。

 NHKとしては、両方合わせて約1150時間、日数に換算すると約50日分の放送枠が飛んだことになり、その代替番組を総合やEテレ、BSなどの複数チャンネルで制作しなければならないが、新番組を制作するのは難しい状況にあるという。

「新たに番組を制作するにあたって費用面では心配ありませんが、問題は制作サイド。NHKの制作局は縄張り意識が強く、時間が空いたからといって他の番組を制作するような融通が利かない。空いた枠を新番組で埋めるのは不可能だと思いますよ」(番組制作会社関係者)

 となれば、民放同様、再放送を垂れ流すしかなく、テレビ離れした若者が、わざわざ受信料を払って、「NHKプラス」を見ようとするメリットは少ないだろう。NHKの目論む全世帯受信料徴収計画は頓挫したといっても過言ではない。 

 さらに、感染拡大防止のため、収録を見合わせていた大河ドラマ『麒麟がくる』が6月7日、朝の連続テレビ小説『エール』が同月27日をもって一時放送休止する。収録再開は6月末、放送開始は8月末の予定で、それまでの約2カ月間は過去の戦国大河ドラマの名場面やこれまでのダイジェスト版などを流して急場を凌ぐことになる。

「既存の受信料契約者から“大河や朝ドラが見られないなら、受信料は払いたくない。返せ!”という声があがってます」(前出の民放関係者)

 新型コロナ感染拡大の影響で、「NHKプラス」の新規利用登録者を獲得するどころか、受信料の不払いにまで発展しかねないNHK。ここにきて、感染拡大の影響で経済的に苦しくなった世帯を対象に、利息なしの延滞措置(2020年2月~2021年3月)を講じているが、受信契約者の不満を抑えることはできるのか。

日刊サイゾー

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最終更新:2020/06/18 17:30

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