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千鳥・大悟「カッコいいから吸ってるだけ」 究極の“愛煙家論”に感服、DJ松永もJT松永に!?

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

千鳥・大悟「カッコいいから吸ってるだけ」 究極の愛煙家論に感服、DJ松永もJT松永に!?の画像1
『チャンスの時間』(AbemaTVより)

 昭和のテレビ番組(特にトーク番組)を見返すと、ギョッと驚くことがある。出演者が本番中に平気でタバコを吸っていたりするのだ。

 例えば、1987年にスタートした『鶴瓶上岡パペポTV』(読売テレビ)。番組初期、笑福亭鶴瓶と上岡龍太郎の2人はタバコを吸いながらトークしていた。そのつもりで喫煙者が見たら、恐らく一目瞭然だと思う。当時、上岡は吸っているふりをしながら、明らかにタバコをふかしていた。キザな性質を持つ彼は、キャラクター付けの1つとしてタバコをくゆらせていたのだ。

 かつてタバコは、自分を良く見せるための演出道具に成り得たということ。喫煙者が激減した令和には通用しない価値観かもしれない。

煙草と書いて「ダイナマイト」と読んでほしい

 8月5日放送の『チャンスの時間』(AbemaTV)は特別企画。MCの千鳥・大悟を講師役に据えた、題して「吸いまくり先生」が行われた。端的に言えば、愛煙家の大悟がタバコの魅力を啓蒙する授業だ。ただでさえ時代と逆行した企画なのに、JTは10月よりタバコの価格を50円ほど値上げすると発表したばかり。授業を行うにはあまりにも大胆なタイミングだ。

 講師を務める大悟は、言わずと知れたヘビースモーカーである。昨年10月からAbemaビデオ限定で配信中の『テレビ千鳥』にて、彼は都内の様々な喫煙所をリポートする「喫煙所探訪」なる企画を決行している。令和という時代において、大悟はマイノリティに属する側だろう。

「昨今、タバコを吸ってる人間が本当に減ってます。吸いにくい状態にもなってます。『吸わないほうがいいんじゃない?』っていう中、なぜ先生が吸っているか。その気持ちが今日皆さんに伝われば、最終的に『タバコを一吸い吸ってみようかな』ってなるんじゃないですかね」(大悟)

 一方、講義を受ける生徒の多くは非喫煙者である。どちらかといえばタバコを吸っていそうな雰囲気を持つアルコ&ピースの平子祐希、DJ大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝し“DJ世界一”の称号を得たCreepy Nuts・DJ松永の2人は、意外にもタバコ経験無しだった。“タバコ童貞”の2人は、異口同音に「タバコへの憧れはある」と認めた。

「吸ってる人って余裕ありますよね」(松永)

 講義の前から憧れがだだ漏れしている。そんな彼らだけに、タバコの魅力をプレゼンされたらイチコロに違いない。大悟は黒板に「煙草」と2文字を書き、生徒たちに質問した。

「これ、何て読むかね。……『タバコ』? 違います。煙草と書いて『ダイナマイト』と読んでほしいのね」(大悟)

 何も、根拠もなしにこんなことを言っているのではない。大悟には真意がある。

大悟 「お前らって、日常生活で火の点いたもの握ってる?」
ノブ 「たまに使うガスコンロくらいです」
大悟 「そんなの、女の子が見てカッコいいと思うかな? やっぱり、腹にダイナマイト巻いてるほうがカッコええやろ」
ノブ 「カッコよくないよ(笑)。近づくなよ、そんなヤツ」
大悟 「いいこと言ったね、ノブ君。『近づくなよ!』って凄む男に、女は近づきたくなっちゃう」

 この辺り、もっと掘り下げて話をしてみたい。タバコに憧れを持つ2人の生徒は、どうして「吸ってみたい」と思うようになったのか?

松永 「自分の周りの人はみんな吸ってるんですけど、喫煙者で交友関係の輪が広がるんです。俺は吸わないからドンドン溝が深まっていって。うちの相方(R-指定)はタバコを吸うんで喫煙所に行くんですけど、それで奥田民生と仲良くなったり、大悟さんに挨拶できたり」
ノブ 「ここのスタッフさんもそうよ。俺以外ほぼ吸うから、『1回止めます』ってなったら、みんなで喫煙所に行くの」
松永 「それ、嫌なんですよ。さみしい!」
大悟 「(突然、机を“バン!”と叩き)先生、帰ります。お前らみたいな嘘つき生徒の前で授業する必要ない!」

 大悟は怒った。彼の怒りの原因は何だ?

「さっきから嘘ばっかり出てました。美味しそうに吸ってる? 喫煙所で交友関係が広がる? ……違う! タバコをなぜ吸いたいか、みんなわかってる。それは、『タバコがカッコいいから』。これ以上でも、これ以下でもない!」(大悟)

 タバコを吸う理由はただ1つ、「カッコいいから」だと大悟は断言する。その言い切り方がすでにカッコいい。確かに、多くの喫煙者がスモーカーになる理由の大部分はそれだった。

平子 「これ、言っちゃって良かったんですね」
松永 「直で言うと恥ずかしいから、別の理由を作ってました……」
大悟 「わかる、わかる。でも先生、そんなのお見通し。そして、これは吸ってる人にも言える。いまだに僕たちは、ただただカッコいいから吸ってるだけなんです。カッコよくなくなったら、いつでもやめれます」
松永 「吸い始めの人がカッコつけてるのはわかるんですけど、長い期間吸ってる人はそういう感じじゃないんじゃないですか?」
大悟 「いや、まだまだカッコいい」

 タバコを吸いながらみんな悦に浸っているのだと、大悟は声を大にした。ある意味、これはカミングアウトだ。さらに、大悟は松永を問い詰めた。

「お前がなりたいのは本当にDJなのか。なりたいのはJTじゃないのか?」(大悟)

 大悟の檄に感化され、うっとりし始めた松永の表情。JT松永になりかけているようだ。

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