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コロナ禍でテレビ局が抱える「分業体制」に歪み…制作能力の低下で“テレビ離れ”に拍車も

文=日刊サイゾー

イメージ画像/出典:medetai

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、長らく続いているテレビ局の制作分業体制。ここにきてその歪みが出始めているという。

 情報番組スタッフによると「人数が少ない中での番組制作自体には慣れてきた」というが、その弊害も出ている。

「最もわかりやすいのは、制作能力の低下でしょうね。うちの番組の場合、以前はADを含めてスタッフ5人で制作していたVTRを現在は2人でやらなければならないことが大半。尺(時間)を埋めるのが最優先で、クオリティは二の次。それでも在宅率が上がって視聴率は回復傾向にあるので番組責任者もあまり問題にしないのが実情です」(同)

 また、タレントのリモート出演による“実費”が減ったのも大きいと指摘。

「電車代、ケータリング代など、細かいかもしれませんがそこに人(出演者)がいないので、フォローしなくてもいいし、予算も浮きますから。これは年々、予算が減らされているなかで助かりますが今後もこの流れは絶対に続く。気づいたら、リモート出演レギュラーみたいなタレントが誕生していてもおかしくない」(同)と続ける。

 とはいえ、人を割いて番組制作をしていただけに影響はまだまだ出ている。

「複数の中継班を出したり、多種多様な演出ができなくなっているのが一番頭が痛いところ。攻めよりも守りに入ったテレビ番組が多くなれば、長期的に見ると再び視聴率低下は避けられない。“テレビ離れ”に拍車がかかってしまう」と警鐘を鳴らす。

 コロナ禍で庶民の娯楽も大きく様変わりしている。

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最終更新:2020/08/19 12:00

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