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堂本光一『SHOCK』オンライン公演なのに人数制限! ロングランの裏側に、東宝や関テレのしがらみか?

SHOCKは誰のもの? 東宝、関テレともしがらみか

 たしかに、オンライン公演の利点は「いつでも」「誰でも」「どこでも」公演を観られることだ。オンラインの良さを削ぐ“抽選制”を採用することについて、堂本光一のブログには明確な理由こそ書かれていなかったが、「SHOCKは制作が東宝であり、大阪公演に関しては主催が関テレです ジャニーズ事務所は絡んでいません」といった記載がされていた。

 さらに続けて「ここで問題になるのがプラットフォームです」「プラットフォームの外部委託は、その撮影した映像の権利をコントロールする事が難しく ウチの事務所としては保守的です」(原文ママ)と明かしている。これに対して、広告代理店社員はこう推測する。

「SHOCKの場合、ジャニーズがオンライン配信を仕切っても、売り上げは東宝や関テレにも取られてしまうのかもしれない。例えば、視聴者が増えて、ジャニーズ事務所がサーバー増築の費用負担をしても、利益は東宝や関テレと折半なら、ジャニーズには旨味が少ない。だから、今あるサーバーで確実に配信できるだけの視聴者に絞るのかも」

 2000年、ジャニー喜多川が帝国劇場に初めて『SHOCK』の企画を持ち込んだ時、劇場を経営する東宝は渋ったといわれている。由緒正しい劇場にジャニーズの公演など持ってくるな、と反対した経営陣もいたのかもしれない。

 しかし、今や帝国劇場の年間公演の多くはジャニーズが担っている。初日前に全公演チケットを売り捌けるジャニーズ事務所の公演は、劇場にとってはうれしいドル箱に違いない。もちろん利益を出すことは何より大事だが、ここはジャニーズ、東宝共に手を取り、コロナ禍のエンタメ業界を盛り立てる施策を設計してほしいものだ。

岩﨑対象(芸能ライター)

ジャニーズJr.の現場に通う兼業ライター。帝国劇場にある猪熊弦一郎のステンドグラスを愛している。

いわさきたいしょう

最終更新:2020/09/09 12:00
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