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TBS、『半沢直樹』を大晦日に放送のウルトラC? 香川照之の大和田が主人公のスピンオフか

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香川照之

 コロナ禍の中で、民放各局が大晦日の特別番組の編成に頭を悩ませている。

「NHKが紅白を無観客で行うことは決定しましたが、民放各局はギリギリまで何を放送するか検討しているようです。大型特番となるので長時間の撮影が必要で、なおかつ大勢の出演者が関係するだけに東京都の新型コロナ患者の数とにらめっこしながら考えているようですが、撮影期間を考えればそろそろ結論を出さないといけない状況です」(民放関係者談)

 日本テレビでは恒例の「笑ってはいけないシリーズ」の放送を決め、極秘裏に撮影の準備を始めているという。

「今回は、新型コロナをうまく絡めて、出演者にフェイスガードをするなどして、収録をすすめています。フェイスガードやマスクなどを使っての笑いも入れることで、実験的なものになるとか。また、新型コロナで流行したズームなどのリモート機能もうまく使い笑いを生み出す方向です」(民放関係者談)

 そんな中で、日本テレビ同様に大晦日に勝負をかけるのがTBSだという。

「TBSの大晦日といえば、総合格闘技やボクシング、SASUKEなど体育会系の番組を編成してきました。しかし、このコロナ禍の中で大型の格闘技イベントやボクシングの試合を生中継することは難しくなっている。また、SASUKEも全国各地から一般人を大量に集めるので難しい。そこで、半沢直樹をうまく利用しようと、画策しているようです」(民放関係者談)

 最終回の視聴率が32.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録した、TBSを代表するドラマは、続編はもう作られないと発表されている。しかし、実はこちらも極秘裏に撮影が進められているという。

「TBSは今回の半沢直樹の続編を撮影する際に、一部の出演者に対してかなり長期でのスケジュールの確保に動いたようです。新型コロナの影響で撮影が長引くかもしれないという理由だったそうですが、実は続編を一緒に作ってしまうという荒業を裏で考えていたんです。ただし、主演の堺雅人と妻役の上戸彩は事務所からのNGで、スケジュールを押さえられなかったそうです」(民放関係者談)

 主演の俳優が参加しなければ、ドラマとして成立は難しいと思われるが、TBSが考えているのは年末ならではのスペシャルドラマだった。

「今回の主役は、香川照之が演じる大和田と、片岡愛之助が演じる黒崎のダブル主演だそうです。スピンオフドラマとして、二人が半沢直樹と出会うまでの話を軸にするようで、脚本も原作者の池井戸潤氏を監修において全くのオリジナルで制作しているとか」(民放関係者談)

 しかし、本編のドラマでさえも新型コロナの影響で放送日を延期しただけに、本当に年末に間に合うのか?

「続編が再び社会現象となっただけに、出演者もスタッフもモチベーションが高く寝る間も惜しんで撮影を進めているようです。予定では3時間のドラマにするつもりのようですが、もしも進行が間に合わない場合は2時間にするなど、通常では考えられないようなギリギリの対応で進めています」(民放関係者談)

 もしかしたら、初めて紅白に勝つ民放の番組が誕生するかもしれない。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2020/10/11 09:00
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