Go Toトラベルより自宅で“カップ麺”紀行！　北から南まで有名店の味を再現した絶品コンビニカップ麺3選!

【佐賀・武雄】「井手ちゃんぽん」
“佐賀ちゃんぽんの二郎”の異名をとる野菜たっぷり×濃厚豚骨スープ

　最後のGo Toトラベルは南へ。サンポー食品から2020年9月28日にリニューアル発売された、「井手ちゃんぽん」220円（税別）です。サンポー食品と言えば、九州では大定番商品の「焼豚ラーメン」で知られる九州の地場メーカー。九州ではメジャーな存在である一方、その販売網はほぼ九州内に限定されていますが、この「井手ちゃんぽん」については全国のローソンで取り扱いがある模様です。

「井手ちゃんぽん」は、佐賀県武雄市にある佐賀ちゃんぽんの名店。佐賀ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんに比べて野菜たっぷりなのが特徴で、中でも「井手ちゃんぽん」は特に多く、「佐賀ちゃんぽんの二郎」との異名を持っています。「下町のナポレオン」とか「不発の核弾頭」みたいでカッコいいですね。

　ちゃんぽんスープと言えば、豚骨をベースに海鮮風味を効かせたスープというイメージがありますが、この商品のスープは海鮮系の風味は感じられず、ちゃんぽんだと知らずに食べたら普通に豚骨ラーメンだと感じてしまいそうな、分厚い豚骨スープが特徴となっています。ちょっと豚骨の臭さまで感じられる本格ぶり。

　このままだと危うく豚骨ラーメンになってしまいますが、スープ表面に浮かせた油に炒めたもやしなど野菜の風味がつけられており、さらに麺には太い油揚げ麺が用いられていて、ちゃんぽんらしさもきちんとありました。

「佐賀ちゃんぽんの二郎」との異名通り、具はキャベツがたくさん入っていてボリュームがあります。キャベツの甘みがスープの中でよく映えていました。他にもピンクのかまぼこやキクラゲがたくさん入っています。特にキクラゲは、お店で「特製ちゃんぽん」を注文するとたくさん入っている特徴的な存在です。

北から南までの名店が自宅に開店!?

　テレビの某通販番組ばりに、北の町から南の町まで素敵な一杯をご紹介してきました。いずれも劣らぬ名店揃いで、スーパーやコンビニに行けば手軽に手に入れられます。ぜひとも自宅で、秋のカップ麺紀行をお楽しみいただければと思います。

オサーン（カップ麺ライター）

カップ麺ブロガー＆ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern／「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん