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週刊誌スクープ大賞

安倍晋三元首相、テレ朝記者に「バカじゃないのか!」の真相

小室圭氏いじめ告発に様々な角度のみかた

 文春は小室圭が中学高校で「イジメをしていた」という特集を巻頭で組んでいる。

 小室は中高を品川区にあるカナディアン・インターナショナルスクールに通っていた。ここで小室は英語のスキルを磨いたようだ。成績が特にいいというわけではないが、授業中に積極的に発言したり、授業後に個人的に質問をしに行く「優等生」だったという。

 小室とクラスのボス的存在のAを含めた5人は仲がよかったそうだ。中学生の時、内藤悠(仮名)という女性生徒がいた。彼女が5人組の前を通り過ぎたとき、小室が、「ブタが通った」と囃し立てたという。その後も、小室を含めた5人組のイジメは高校になるとさらにエスカレートし、内藤の心を確実に蝕んでいったそうだ。

 高校1年が終わる頃、内藤はひっそりと学校を辞めていったという。文春によれば、彼女はその後2年間にわたるひきこもり生活を送った後、一念発起して大検を取得し、海外の大学に入学。今は伴侶と出逢い幸福な家庭を築いているそうである。

 彼女にとって嫌な思い出である中高のイジメを思い出させたのは、2017年9月に行われた秋篠宮眞子さんと小室の「婚約内定会見」だった。何やら、小室の婚約を知って、母親との金銭問題を女性週刊誌に売り込んだ元婚約者を彷彿とさせるようではないか。

 秋篠宮の「結婚と婚約は別」、西村宮内庁長官の「小室側に説明責任」発言以来、再び堰を切ったように、小室母子のプライバシー報道が過熱してきた。

 この「イジメ報道」も、内藤という女性だけのいい分で、他にこのことを裏付ける証言などはない。

 私は、この報道が嘘だといえる根拠は何も持っていない。だが、5人組の1人だったBが文春に対してこう語っていることは記しておきたい。Bは「事実と違う」といい、

「こんなくだらないことで(イジメが)ある、ないと世間に出すのは頭おかしいと思う。小室さんってすっごい良い方なんですよ、優しくて。それなのに、悪いことを取り上げて、お金が儲かるような記事にしようって、おかしくないですか? 眞子さまが結婚したいと思えるくらいの人だってこと、もう少し考えたほうがいいんじゃないですか」

 痛烈なメディア批判である。こうした発言も、小室側が手を回していわせたのではないかと、勘ぐるのだろうか。

 新潮のほうは、先週号で「『小室圭・佳代さん』に『美智子さま』からの最後通牒」と報じたことに対して、宮内庁がHPで、「上皇上皇后陛下が首尾一貫して(眞子さまの結婚報道に関し)一切の発言を慎まれている」と厳しく批判したことを取り上げているだけで、後は、以前から報じられている元婚約者の小室母子への繰り言を掲載しているだけ。失礼だが、新味はない。

 これでは、「報道の新潮」といわれていたかどうかはさておき、名が廃る。

 メディアの危機は今年もいわれ続けた。だが、大朝日でさえも部数が激減している。その朝日新聞は「大赤字なのにリストラ策が甘い」と文春が報じている。

 今年の9月の中間決算は純損益が419億円の大幅な赤字で、朝刊の部数も500万部を割り込んで、まだ下げ止まらない。

 その責任を取って渡辺雅隆社長が来年4月1日付で退任すると表明した。社員の年収の1割をカットするなどやったが、力量不足は明らかだった。

 その渡辺社長が最後っ屁のように打ち出したのが「希望退職」だが、これが大盤振る舞い過ぎると批判を浴びているようだ。管理職を除く45歳以上の社員が対象で、通常の退職金に加えて、年収の最大4割を退職日から60歳の誕生日月まで払うというもの。

 100人以上を目指すというが、これほどの厚遇なら、優秀な人間からどんどん辞めていくのではないかと心配になるが、そこが大朝日病、殿様商売といわれる所以である。

 同じ文春で、池上彰が尾身茂をインタビューしている。そこで尾身は、来年の東京五輪について、

「開催するためには、早く『ステージ2』の段階に戻す必要があると思います。(中略)医療の逼迫を解消し、重症者・死者数を減らす、そして経済の不況や失業率を抑える」

 池上は「今のままでは、オリンピックは開催できないということですね」。これを菅首相が読んだら、「尾身め、余計なことを」と怒り出すだろうな。

 私がフライデー編集長だった頃、有名人と付き合っている「有名になりたい女性」から電話がかかってくることがよくあった。

 錦織圭(30)を目出度く射止めた元モデルの観月あここと山内舞(29)も、そのような女性らしい。彼女は高校を卒業してモデル活動を始めたが無名のまま。知られたのはジャニーズの「Kis-My-Ft2」の玉森裕太というタレントとの熱愛を週刊女性がスクープしたことから。

 その後、観月あこと名前を変えて、鳴かず飛ばずだったが、錦織とデートしている姿を女性セブンが報じて、知られるようになった。

 文春にも、2016年の11月に「錦織と彼女が結婚式場の下見にハワイへ行く」という情報が寄せられた。当事者しか知らないはずの飛行機の便名や日時まで。その後も、錦織とのツーショットが様々な媒体で報じられた。

 そんな彼女との交際に、周囲は反対したが、錦織は耳を貸さなかった。そして5年半の交際を経て彼女は錦織をゲットした。やったね舞ちゃん!

 お次はサン毎から。安倍前首相が「桜を見る会」の不記載疑惑で、東京地検特捜部に事情聴取された。

 会見を開き、国会でも釈明したが、納得できるものではなかった。元最高裁判事の濱田邦夫(84)がこの問題についてこう話している。

 秘書の責任、一件落着でいいのか? 濱田、
「安倍氏本人が知らなかったわけはないと思うが、少なくとも監督責任はある。安倍氏が大政治家として後世に名を残すつもりならば、すべてを告白し、非を認めて、議員をお辞めになるのがその道でしょう」 

 菅政権はどうか?

「苦労人で叩き上げというからもう少しマシかと思っていたが、どうもその場その場で泳ぎ方がうまくてあそこまで行った人になってしまっている。意外と短期間で馬脚を現した」

 安倍の議員辞職はない。菅の後先を考えないその場限りの政権運営も続くだろう。かくて来年は「日本沈没」か。

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