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たばこ全面禁煙は意外と進んでいない? 厚労省発表調査で居酒屋で2割以下、意外にもホテルなども40%以下

文=鷲尾香一(わしお・こういち)

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※イメージ写真(GettyImagesより)

 高校までの学校では約98%が全面禁煙を実施しているのに対して、バー、パチンコ店、雀荘などで禁煙を実施しているのは、20%以下にとどまっていることが明らかになった。

 厚生労働省は2020年12月18日、2019年12月末の「喫煙環境に関する実態調査」の結果を発表した。2020年4月から「健康増進法の一部を改正する法律」が全面施行されており、この調査は改正法の全面施行前の状況を調査するために実施された。

 第一種施設における禁煙の実施状況は、全体で85.9%にのぼり、禁煙を実施していないのが13.7%、このうち屋外に喫煙場所を設置しているのが74.2%だった。

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 改正法では第一種施設の場合、敷地内を禁煙としており、屋外の一部の場所のうち、受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所を喫煙場所とすることができる。学校、保育所、病院等の第一種施設では、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が97.7%と禁煙実施率が最も高かった。また、屋外にも喫煙場所を設置していなかった。

 次いで、保育園などの91.7%で、7.3%が禁煙を実施しておらず、このうち83.3%が屋外に喫煙場所を設置していた。一方で、大学、短大では禁煙を実施しているのは半数に満たない41.8%で、実施していない58.2%のうち97.4%が屋外に喫煙場所を設置している。

 一方、一般の施設や事業所、飲食店の第二種施設では屋内を全面禁煙としているのは、全体で64.3%にとどまり、喫煙専用室を設置しているのが10.1%、それ以外が23.0%となっている。このそれ以外の多くは、事実上、屋内での喫煙を認めているものだ。

 特にバー、スナックなどでは全面禁煙は13.3%、喫煙専用室設置が3.4%、それ以外が79.2%と8割近い店は全面禁煙を実施していない。また、パチンコホールでは屋内全面禁煙は14.5%の実施で、喫煙専用室設置が42.3%、それ以外が43.2%となっている。さらに、マージャンクラブでは禁煙が15.5%、喫煙室設置が11.1%、それ以外が66.7%、居酒屋、ビアホールでは禁煙が29.6%、喫煙室設置が6.1%、それ以外が58.4%となっている。

 これを見ると、バー、スナック、居酒屋、ビアホールなど酒類を提供する店では、屋内全面禁煙が2割以下にとどまっている。さらに、意外なことにホテル、旅館などは全面禁煙が38.9%と40%以下で、喫煙室設置が27.9%、それ以外が30.1%となっている点だ。

 加熱式たばこの喫煙環境については、屋内全面禁煙にしている事業所等は62.6%で、喫煙専用室で加熱式たばこの喫煙も可としているのは8.8%、加熱式たばこ専用の喫煙のみを行う部屋の設置は 0.8%だった

 商業用不動産(オフィス)の共用部において、屋内全面禁煙としている不動産管理事業者は全体の73.3%、加熱式たばこを屋内全面禁煙としている事業者は全体の 74.4%。禁煙については、鉄道が早期から実施しているが、鉄道、モノレール、ケーブルカー等の車両で全面禁煙としているのは全体の94.5%、加熱式たばこも禁煙としているのが92.1%となっている。

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