
直木賞・芥川賞を逃した加藤シゲアキと尾崎世界観 2人の“話題性”に期待する出版界
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第164回芥川賞・直木賞の選考会が1月20日に開かれ、宇佐見りん『推し、燃ゆ』が芥川賞を、西條奈加『心淋し川』が直木賞を受賞した。
「今回は直木賞にNEWSの加藤シゲアキが、芥川賞にクリープハイプの尾崎世界観がノミネートされており、その2人が受賞するのではないかという声も大きかった。アイドル、ミュージシャンという肩書きの話題性はもちろん、2人とも作家としての評価も高いので、単なる“客寄せパンダ”のノミネートではないと言われていました」(出版社関係者)
日本でもっとも注目度が高い芥川賞・直木賞においては、“話題性”が先行する候補が選ばれることも少なくない。
「出版業者としては、文学作品のベストセラーが生まれることが最高のステータスであり、最大の目的。少しでも、文学に興味を持ってもらうために、“ヒキ”のある作品を候補にするというのはよくあること。古い話ですが、2003年に当時19歳の綿矢りさと20歳の金原ひとみが芥川賞を同時受賞したときなどは、それぞれ史上1位と2位の若さで、大いに話題になった。“話題先行”などと揶揄されることもありました。
また、2015年に芥川賞を受賞したピースの又吉直樹の『火花』は単行本が230万部ほど発行されており、こちらは芥川賞受賞作では史上1位の発行部数と言われています。まさに、知名度と話題性が高い作家の作品が受賞したことで、売れに売れたという典型的なケース。出版社が望んだ通りの展開です」(同)
今後、話題性が高い加藤シゲアキと尾崎世界観の受賞はあるのだろうか。
「2人とも、今回は初のノミネートだったんですが、今後も候補となる可能性は十分にあると思います。加藤はすでに5冊の小説の単行本を発行しており、作家としての実績も積んでいる。尾崎については、小説よりもエッセーのイメージが強いんですが、将来性は十分すぎる。2人とも、今回受賞を逃したおかげで、“次はどうなるのか?”という期待の目線も向けられているので、出版業界はその雰囲気を逃す手はない。今後も、有力な候補となっていくはずです」(同)
この2人が、文学界を引っ張っていく未来もありそうだ。
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