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ジャニーズ事務所、大規模コンサート全中止に業界の本音は…「“コロナ慣れ”していない」と心配の声

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株式会社ジャニーズ事務所 公式サイトより

 ジャニーズ事務所は2月4日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことを受け、同社が主催するコンサートを3月7日まで中止することを発表した。

 ジャニーズ事務所では、昨年2月末より、感染拡大防止のために自社主催の大規模コンサートはすべて中止・延期となっている。

「ホールクラスのコンサートやミュージカルなどの舞台は一部開催されていますが、1万人規模の会場での有観客コンサートは、もう1年近く開催できていない状態です。売り上げ減少は深刻で、同時にコンサート関連の外注業者に対する影響もあります」(音楽業界関係者)

 コンサート開催においては、セットの設営、音響、映像、運搬、グッズ販売、警備など、たくさんの外注業者のスタッフがかかわっている。コンサートが中止となれば、それら関連業者の売り上げもなくなってしまうのだ。

「ジャニーズのコンサートは大規模で開催数も多いので、そこに依存している業者も少なくない。そんな業者を救うために、そろそろジャニーズも大規模コンサートを解禁すべきだという声もあります。実際、ジャニーズ以外では日本武道館や大阪城ホールでコンサートをしているアーティストもいますし、ジャニーズが復帰に消極的だという見方があるのも事実です。

 ただ、ジャニーズの場合、アリーナ規模の会場を借り切っての配信ライブも積極的に行っているので、そこでどうにか技術系の外注業者には仕事が回ってきている。持ちつ持たれつの音楽業界なので、ジャニーズとしても関係企業を潰さないために、いろいろと動いてはいるんですよね」(同)

 近い将来、大規模コンサートが問題なく開催できるとようになったとしても、まだまだ心配な材料がある。

「ジャニーズはコロナ感染対策を行ったうえでの大規模コンサート開催の経験がまったくない状態なんですよ。ほかの音楽系事務所はこの1年で、コロナ禍でもどうにかコンサートを開催できるようなノウハウを構築しつつあるけど、ジャニーズはあまりにも“コロナ慣れ”していない。おそらく、今後数年間はある程度の感染対策をしないとコンサートが開催できないという状況になると見られているんですが、現状のジャニーズはそこに対応できていない。早く大規模コンサートを再開しないと、ジャニーズだけ通常の状態に戻るのが大幅に遅れてしまう可能性もあります」(コンサート関係者)

 感染防止のために万全を期すのは当然のこと。そういう意味ではコンサートの中止は、最も安全な方法ではあるものの、新しい生活様式から取り残されてしまうのも事実。ジャニーズ事務所も、もう一歩を踏み出すタイミングがきているのかもしれない。

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最終更新:2021/02/09 08:00
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