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『フリースタイルティーチャー』でんぱ組卒業に自ら花を添えた成瀬瑛美&“優勝請負人”KEN THE390のウイニングサイファー!

“世界のスーパーアイドル”成瀬&“優勝請負人”ケンザ

 今回の見どころはバトルだけではなかった。優勝した成瀬&ケンザペアのウイニングサイファーが異常なカッコ良さだったのだ。というか、ケンザが本当に上手すぎる。やっぱり、先生は先生である。

ケンザ 「もっと上まで行けるぜ
     俺たちが黄色いB-boyとB-girl
     この色が優勝は最初から決まってたビジョン
     美女と美男が2人でラップする
     俺たちがWinner 1番 てっぺん 上」
 
 RHYMESTER「B-BOYイズム」の歌詞「俺の名前は黄色いB-BOY ハンパなくナンバーワン」をサンプリングしたケンザ。スチューデントのイメージカラーに合わせ黄色いスタジャンで登場したティーチャー、この師弟のコンビネーションが感慨深くなるライムだ。もちろん、成瀬のラップもイカしている。

成瀬 「凄いスピードで駆け抜けてく この道路 終章 ロード 最高
    こんなにハッピーな気持ちで
    ラップが出来るのが楽しいなんて知らなかった
    バトルも楽しい HIP HOP最高」

 最後の最後はケンザ先生から教わった3連符でキメた成瀬。恩師への感謝のメッセージだったと思う。すでにキャラを確立した生徒の長所を伸ばすティーチャーと、その教えに十二分に応えるスチューデント。“世界のスーパーアイドル”成瀬と“優勝請負人”ケンザ、2人の相性は抜群に良かったと思う。

 次回の放送は今までのベストバウトを一挙公開する総集編の予定だが、Twitterで恋汐りんご(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI)とTKda黒ぶちが「来週、番組内でお知らせがある」と告知しており、何かしらの発表があるようだ。前番組『フリースタイルダンジョン』ではダンジョンモンスターらが『MONSTER VISION』なる楽曲をリリースしたが、今回はアイドルで同じような企画を行うのか? 確かに、この5人がコラボした楽曲は聴いてみたい。

 今シーズンは企画として大成功だった。アイドルはカッコいいということが証明されたし、レベルの高さをまざまざと見せつけられた。5人は個性がバラバラで、しっかりスタイルウォーズになっていたのも良かった。アイドルを「お人形」と称し、十把一絡げのタイプを量産していたのは遠い昔の話である。今回の総当たり戦がもしも観覧形式で行われたならば、どれほど会場は沸いただろうか? 5人にはこれからもラップを、フリースタイルを続けてほしいと思う。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2021/02/09 19:00
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