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新テスト1年目、新型コロナ、直前に地震…受難が続く今年度の大学受験生に塾職員も嘆き節

文=日刊サイゾー

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写真はイメージ(Getty Images)

 人生を決める大事な関門に挑むのに、ここまで条件が悪いと、ただただ気の毒で……。

 すでに1年近くもコロナ関連の話題で世の中が埋め尽くされ、“コロナさえ収束すればOK”といった雰囲気が漂っていたところに、強烈なパンチが浴びせられた。2月13日、東北地方で最大震度6強の地震が発生。津波被害こそ発生しなかったものの、交通網に大きな影響が出ている。

「被害が最も大きかったのは東北新幹線です。JR東日本によれば、東北新幹線の福島県~宮城県区間にて、少なくとも20本の電柱が損傷し、全線復旧までには10日程度を要するとのこと。秋田新幹線や山形新幹線も運行に支障が出ています(2月15日時点)。一方、常磐自動車道でも、福島県内でのり面が崩れる被害が出て、東北方面とほかの地方への移動が困難な状況になっています。地震翌日には、新幹線がとまって移動手段を失った人が仙台駅や郡山駅などに集まり、高速バスに乗るための長い列ができていました」(交通ライター)

 東日本大震災からまもなく10年を迎えようかというタイミングでの大地震に多くの人が震え上がったが、とりわけ大変なのは東北地方の受験生だ。2月は大学受験シーズンのど真ん中。試験を受けられなければ、今までの努力も水の泡となってしまう。

「地震翌日の2月14日は、慶應の商学部、明治の法学部、青山学院の文学部、中央の経済学部など、人気校の試験が重なっており、翌々日の15日は早稲田の法学部、慶應の文学部など、第一志望で狙う受験生が多い試験の集中日でした。受験生の中には、慌てて高速バスでの移動に切り替えたり、親が急遽レンタカーを借りて都内まで来た例もあったと聞いています」(大手塾職員)

 地震で試験が受けられなかった受験生については、各大学が続々と救済策を発表しているが、受験生たちは“まともに”試験を受けたかったであろう。今や5割以上の大学生が奨学金を受ける状況で、受験生は厳しい節約を強いられている。

「万全を期すのであれば、地方から上京する受験生は、試験の前日に都内に泊まるのがベストですが、それが叶わない受験生はいくらでもいる。始発の新幹線に乗れば、名古屋や仙台、長野あたりなら十分、日帰りできてしまうので、費用を節約するために“当日入り”する受験生もいますし、夜行バスで試験を受けに行く子だっているんです。また、今年に限って言えば『東京はコロナで怖い』というイメージもあるようで、日帰り組は増えています。そういった傾向が、今回の地震では仇となってしまった」(前出・大手塾職員)

 さらに今年度の受験生は、悪条件がいくつも重なっている。

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