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中国オーディション番組で奮闘する日本人たち──ビジュアルと実力さえあれば言葉の壁を超えられるのか?(後編)

※本稿では特別な説明をしない限り「中国」は中国大陸側を指す

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中国オーディション番組に挑戦中の元ジャニーズJr.羽生田挙武。番組内では仲間から「ジャニーズBoy」と呼ばれる一幕も(WeTVより)

 こんにちは、はちこです。 前後編にわたって中国のオーディション番組「創造営2021」(中国版「プロデュース101」)についてリポートしていますが、前回は日本人参加者たちのパフォーマンス力の高さと、それに熱狂する視聴者たちの様子や、中国人が持つアイドルへの先入観について解説しました。後編では、“外国人”という立場に置かれた日本人参加者たちの前に立ちはだかる壁と、オーディション番組で生まれるアイドルグループの問題・課題点について考えていきます。<前編の記事はコチラから!>

言葉の壁で一回戦に敗北を喫する日本人練習生

中国オーディション番組で奮闘する日本人たち──ビジュアルと実力さえあれば言葉の壁を超えられるのか?(後編)の画像2
中国のオーディション番組に挑戦中のエイベックス所属「INTERSECTION」(公式YouTubeより)

 外国人練習生はそれなりに実力があるけれども、知名度が比較的低いのが現実、当然不利な立場になりやすいです。

 3月6日に放送した第1回公演(グループバトル)の回、ルールはメンター(編註:練習生たちにアドバイスする先輩アーティストやトレーナー)+練習生の相互評価から視聴者投票に切り替わりました。初回放送で評価が高くて期待されている賛多、力丸、ミカ(INTERSECTION)はいずれもグループ内で1位を獲得できず、代わりに固定ファンを持つ中国人練習生のほうが、より高い順位になりました。

 視聴者からの人気投票がすべてとなるルールのもとで勝ち続けるには、中国人練習生より圧倒的な実力を示さないと難しい、だけど、あまりにも個人だけの実力が高いとチーム内のバランスが崩れて、他グループとバトルする時に負けてしまうかもしれません。それに言語の壁は依然として大きな課題です。

 うまくメンバーと協力するために、コミュニケーションを取る際の言葉の些細なニュアンスの違いが致命的な結果を招く可能性だってあります。例えば圧倒的な実力を持つ賛多ですが、第1回公演時のメンバー選択の際、通訳のミスにより相性の悪い練習生とグループを組んでしまいました。

 練習していたときも言語の問題でメンバーと打ち解けられず、結局グループの一体感が足りないという理由で負けてしまいました。一回戦はまだ大丈夫ですが、今後バトルのルールによっては、A(最上位)クラスから離脱や順位が下落する可能性だってあるので、なかなか油断できない状況です。

 アイドルにとって、ファンとの交流は非常に大切です。SNS上の書き込みを見ると、どれぐらい中国語を頑張って勉強しているのか、中国語の上手・下手は視聴者が投票するときの検討要素の一つになっています。言語の壁が妨げになってしまうのは仕方がないことですし、番組収録中の数カ月間ですぐに解消されるものでもないです。顔・愛嬌と実力でどれくらいそれを補えるのか、私にとってもそこが見どころの一つで、今後の展開にドキドキします。

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