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菅義偉“降ろし”を決定付ける千葉県知事選の惨敗、そして4月の補選

文=元木昌彦(もとき・まさひこ)

菅義偉降ろしを決定付ける千葉県知事選の惨敗、そして4月の補選の画像1
週刊文春WEBより

今週の注目記事・第1位「『渡辺直美をブタに』五輪『開会式』責任者<女性蔑視>を告発する」(『週刊文春』3/25日号)

同・第2位「武田総務大臣もNTT社長と会食していた」(『週刊文春』3/25日号)

同・第3位「テレビ界最大の<放送禁止用語>『電波利権』の核心」(『週刊ポスト』4/2日号)

同・第4位「トヨタ御曹司が選んだタカラジェンヌ妻は佳子さまの同級生」(『週刊文春』3/25日号)

同・第5位「争奪戦と覇権争い、諜報機関の『ワクチン戦争』」(『週刊新潮』3/25日号)

同・第6位「菅総理、御乱心!『息子を売ったのは誰だ!』」(『週刊ポスト』4/2日号)

同・第7位「『変異ウイルス』でも『第4波』襲来でも『イベルメクチン』で命を守れる」(『週刊新潮』3/25日号)

同・第8位「『メーガン妃』に酷似『眞子さま』を操る『小室圭さん』」(『週刊新潮』3/25日号)

同・第9位「『嵐になれなかった』V6解散の裏に瀬戸朝香と宮沢りえ」(『週刊文春』3/25日号)

同・第10位「ついに日本の内閣にも誕生!!『孤独担当大臣』を直撃!!」(『週刊プレイボーイ』4/5日号)

同・第11位「変人『河野太郎』の妻は『作文日本一』の超常識人」(『週刊新潮』3/25日号)

同・第12位「大人気の『サウナ』が『少子化』を招く」(『週刊新潮』3/25日号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビアを採点! 

 今週は「週刊現代」がお休み。

 本文に行く前にちょいとひと言。

 このところではないが、「週刊文春」(文藝春秋)の一強が続いている。大新聞は
文春のスクープを追いかけるだけの後追いジャーナリズムに成り下がっている。

 文春の情報収集力、それを裏付ける粘り強い取材力、読者にわかりやすく伝える文章力、どれひとつとっても他のメディアの追随を許さないすぐれたものだということは、私も異論はない。

 だが、安倍晋三首相在任当時、一強政治が大きな批判にさらされたことを思い出してほしい。ましてやメディアの世界で一強が幅を利かすことは、国民の知る権利にとっていいことなのだろうか。

 私は、今のメディア状況は、その観点から見てもいいことではないと思っている。

 たとえば、総務官僚の幹部たちを接待していたNTTのトップのことを報じた文春砲を見てみたい。

 谷脇審議官などを接待した日時、場所、メニュー内容、そこで提供されたワインの銘柄まで詳細に文春は報じている。

 文春によれば、NTTの関係者によって同誌にもたらされた情報らしい。

 読んでみると、これらの情報を知るためには一人ではなく、何人か要るはずだと推測できる。

 それも、彼らの目的は、総務省幹部たちの“悪行”を暴露することもだが、その連中たちとつるみ、その上にいる菅首相とも好を通じている澤田社長を批判するものであると、私には読み取れる。

 それが悪いというのではない。リーク情報というものは、多かれ少なかれ情報をもたらす人間の“思惑”が入っている。

 NTTという巨大な組織には、様々な考えを持った人間がいる。それに、一時はNTT本体を飲み込むかといわれたドコモを、TOB(株式公開買い付け)によってNTTが子会社化したわけだから、ドコモにも、それを不服とする人間は少なくないはずである。

 NTTトップたちと総務官僚たちの“癒着”を許せないと考える人間や、澤田社長のやり方に異を唱える人間たちが、文春にリークしたのではないか。

 元々スクープというのはそういうものである。

 これが、昔であれば、文春報道とは違う観点からの記事が、どこかの週刊誌に載ったかもしれない。だが、今は「週刊新潮」(新潮社)がやや頑張ってはいるが、他の週刊誌はジャーナリズムであることを自ら打ち捨てて、高齢者の人生相談誌となってしまっている。

 テレビはジャーナリズムなどといえるものは、ほんのわずかしかない。新聞は文春の広告を早く手に入れて、発売までにそれらしい記事を入れ込むことでしか存在価値がなくなっているといってもいい過ぎではないだろう。

 一週刊誌がこれほど力を持った時代はなかった。だが、文春の親会社である文藝春秋というところは、保守的な体質を持った出版社である。

 極端なケースだが、週刊文春の花形編集長だった花田紀凱が現在は、ウルトラ保守雑誌『月刊HANADA』(飛鳥新社)の現役編集長であることを見ても、いくらかはわかるはずである。

 ノンフィクション作家の本田靖春は、文春の田中健五に世話になったことを多としながらも、ある時期から文春と距離を置くようになった。

 文春文化人の中に自分の名前が入ることをよしとしなかったからである。

 文春は安倍政権時代も政治家のスキャンダル・スクープを報じ、多くの政治家を失脚させてきたが、安倍首相(当時)自身を失脚させるだけのスクープはあっただろうか。

 原発再稼働についてはどういう論調をはっているのだろうか。

 文春のここ5年ぐらいのスクープを分析する人間は出てこないか。興味深い分析結果が出るように思うのだが。

 私は、新聞、テレビ、週刊誌を含めた雑誌、そのうちネットメディアが、様々な角度から論陣をはり、スクープを飛ばすことが、国民の知る権利にとって一番いい形だと思っているが、今はそれが崩れてしまっている。

 文春一強時代を手放しで喜ぶ気には、私はなれない。

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