ファンのアンケートがお笑い芸人のメンタルを追いこむ… 元芸人が解説する売れっ子が抱えるネタと精神のジレンマ

お笑いは最高の処方箋になる？

　好きなものを仕事にするのは確実に幸せなことだ。しかし常に自分の100％をささげることは危険であり、避けなければいけない。100％にしない為にも、趣味の時間を楽しんでみたり、リラックスできる時間を作ることを心がけよう。そういった息抜きは結果、仕事のパフォーマンスの向上に繋がる。息抜きが出来る趣味や発散する方法を見つけてみよう。

　それはスポーツかもしれないし、オンライン飲み会かもしれないし、アイドルを追いかけることかもしれない。

　ひとに笑われようが、どう思われようが、人に迷惑をかけないで自分が楽しめるならそれでいい。万が一の事態が起こった時に、自分を救えるならそれでいいのだ。言ってみれば【自分保険】のようなものだ。

　僕がお勧めする方法がひとつある。

　もしあなたが芸人でないのなら、お笑いを見ると良い。

　数々の芸人を蝕んだお笑いは、あなたにとっての薬になるから。数々の芸人が憧れたお笑いは、凄い力を持っていると今も信じている。大声で笑うというのは、とても体に良い事だから。

　お笑い万歳。

檜山 豊（元お笑いコンビ・ホームチーム）

1996年お笑いコンビ「ホーム・チーム」を結成。NHK『爆笑オンエアバトル』には、ゴールドバトラーに認定された。 また、役者として『人にやさしく』（フジテレビ系）や映画『雨あがる』などに出演。2010年にコンビを解散しその後、 演劇集団「チームギンクラ」を結成。現在は舞台の脚本や番組の企画などのほか、お笑い芸人のネタ見せなども行っている。 また、企業向けセミナーで講師なども務めている。

Twitter:@@hiyama_yutaka

【劇団チーム・ギンクラ】

ひやまゆたか