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厚生労働省「深夜宴会」問題でTBS田村アナもピンチ? 父が大臣は裏目に出るか

厚生労働省「深夜宴会」問題、TBS田村アナもピンチかの画像1
田村真子 TBS 公式サイトより

 厚生労働省職員の深夜までの宴会に批判の声が集まっている中、30日には田村憲久厚生労働大臣が国会で謝罪するなど騒動は拡大している。

 ところが田村大臣の娘でTBSテレビアナウンサーの田村真子は29日から新番組としてスタートした朝の生活情報番組『ラヴィット!』に出演したが、これに一切触れないことに同局関係者からも「違和感でしかない」と厳しい目を向けられている。

 前番組の『グッドらっく!』では政治、社会、芸能などあらゆるジャンルのニュースを扱っていたが、今番組は真逆のスタンスで番組を制作している。

 「予算削減もあってスタッフも前番組より減らされています。ニュースを扱うにもコメンテーターを入れなければ成立もしませんし取材にも出ていかないといけない。とにかく低予算、低コストしか局上層部は頭になく企画内容は二の次。見事に番組初回から裏目に出てしまった」

 同時間帯に同じ日から新たに始まった『めざまし8』(フジテレビ系)や『モーニングショー』(テレビ朝日系)では、厚生労働省の失態を厳しく追及している。TBS関係者は「最悪の事態は免れたけど田村アナウンサーの扱いは今後も難しい」と険しい表情だ。

 三重県出身の田村アナウンサーは上智大学時代、父が済む議員宿舎から通学していたことで知られている。親子としてはおかしくないのだが、その事実を世間が知っていることが。かえって問題をややこしくする可能性もある。

「新型コロナウイルス感染拡大を受けて厚生労働大臣であるお父さんに突然、スポットが当たってしまった。その最中で彼女はお昼のニュースを担当しており、何度も父親の名前を原稿で読み上げることもあった。だけれども、政治的な話題はなかなか扱いにくいでしょう。そんなこともあって番組を異動させた経緯もあるようです。すると今度は厚生労働省で不祥事。今後、問題が解決するまでは何度もお父さんが登場しますが、番組では扱えません。ワイドショー番組でもあれば、独占取材をさせて謝罪VTRを撮れたら大きいのですけど」(同)

 今回の問題は何も田村アナウンサーに非があることではないとはいえ、メディアで働く以上、父娘問題にも発展しかねず「視聴者やスポンサーからのクレームが今後殺到すれば、田村アナウンサーの降板すら検討されかねない」という。難しい問題をTBSはどう解決していくのだろうか。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/04/02 22:00
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